2015.08.11
夏休みになり、
小学生たちは長期で他県に行くケースが多いです。
これは震災以降の行事ともいえるもので、
ほとんど自宅にいないのでは⁉という感じすら・・・
でも、これも夏休みならではとも言えます。
いっぱい楽しんでいらっしゃいね!
と、ここで気になるのがピアノの練習。
そんなに出かけてて弾けなくなっちゃうんじゃないの?
私も最初は心配してました。
でも、意外とこれが大丈夫なんですね。不思議。
しばらくぶりにレッスンに来て、先生がちょっと焦るかなと思いきや、
なぜかそこそこ弾けてます、みなさん。
練習できないときが多かったでしょう?だけど弾けてるねー。なんで?
「うーん・・・?」
たぶん、実力の貯金があるからでしょう。
今は10月の発表会の曲を練習していますが、
私の目標は全員が “夏休み中に暗譜!” です。
本番までに暗譜できればいいんじゃないと思うでしょうが、
発表会の普段できないレベルまでレッスンしたい。
それには“おんぷを弾く”というレベルを越してないとね。
特に中高大学生の曲は本格的なものが多いから、
暗譜を終えてからが本番。
むずかしいと思うか、手ごたえが楽しいと思うか、
それで上達度が分かれますよ。
と言っても、細かい指示や弾き方をレッスンすると、
どの子もみんな表情がぐっと変わります。
何かを感じ、それが新しい世界への入り口と察したかのようで、
知性が耕される顔つきになっていきます。
知性って大事。
これは成績の良さとは微妙に違いますね。
感性の有無とも関係してるし、人格ともかかわってくる。
知性を持った人に育ってほしいし、それがあなたの軸ともなる。
ともあれ、みなさん楽しい夏休みをお過ごしくださいね♬
先週、東北青少年音楽コンクール本選会がありました。
私はスタッフとして早朝から仙台に行きましたが、本当に暑い・・・
まいっちゃいますよねーこの暑さ。せめて湿度が低くて風があればいいんだけど・・・
会場内は冷房が効いてますが、賞の決定など間違いが許されない部分の仕事は
それはもう神経が疲れるし、時間との戦いもあるし。
それでも予選会よりは余裕があります。
私はいつも奥の仕事だから、出場者の演奏と言うものをほとんど聴けない。
でも本選会では20分くらいは聴く時間がありました。
で、色々思うこと。。。
今日のために練習してきたのにこれではもったいないなぁと思う出場者もいれば、
じっくり取り組んで自分の音楽を演奏できてよかったねーということもあり。
これは普段の練習はもちろん、気持ちの向け方とも関係してますよ。
どんなステージでも本番は悔いがない演奏をしたいよね。
だけど“奇跡”は起こらないの。
練習した結果がそこに現れる。本番の演奏だけが結果につながるもの。
自分よりうまい人がいたらその段階で順位が下がる。
タッチの差なのにつらいなぁ・・・でもコンクールってそういうもの。
結果よりも、基本的には、いい経過と納得いく演奏を目指してね。
エールを送った本選会でした♪