2015.07.28
レッスンに復帰して4か月のさーちゃん(小5)
半年ぶりのレッスンに不安げな様子でしたが、
その躍進ぶりがすごいです。
春休みにやっと退院し、新学期から登校、
疲れさせてはいけないと気をもんでいましたが、
さーちゃん、練習をしっかりやってきてどんどん
進む進む!
あっという間にソナチネをスタート・・・!
今までのんびりやってた人とは思えぬほどです。
ねぇねぇ、どのくらい練習してるの?
「うーんと、毎日40分くらいかなぁ」
40分?それにしちゃすいすい弾けてるよねぇ。
どうやって練習してるの?
「えーと、右手やって、左手やって、そして両手で弾いて・・・」
ふーん。。。なんか前よりものすごくスイスイ弾けてるよねー。
「うーん・・・片手ずつの練習って、以前はやってなかったの・・・」
は?
「いきなり両手弾いてつっかえて、だからそこでやめちゃったりしてて・・・」
は?
「でも、先生に言われた通りにやってみようかなって思ってやってみたらね・・・」
うん。
「そしたらうまく弾けるようになるから、それで楽しくて・・・」
さーちゃんはお母さんと一緒に習っていますが、
このところずっと、お母さんのレッスン時間もさーちゃんの時間。
毎週1時間レッスン受けてるからじゃなく、ちゃんと“いい練習”をしてたんですね。
これだけどんどん早く曲が進み、ソナチネも苦労なく弾いてるんですから、
自己流の練習じゃこうはいきません。
正直なところ、さーちゃんは熱心に練習するタイプじゃなくて、
気が向けばやるけどあんまり弾いてなさそう、な生徒さんでした。
でも、
“片手の練習をちゃんとやったらうまくいく”を体現し、
半年のブランクを取り戻そうねと言うレベルを大きく超えたさーちゃん。
先生はびっくりしてますよ。
みなさん。
正しい練習はムダなく成果になります。
習ったことは身につくように練習するとどんどん上手になります。
日々、いい練習をしてくださいね♬
子どもは人格形成も大事。
何かがんばる経験を積み、それが手ごたえとして感じるようになると自信がうまれます。
それは自己肯定感を築き、自分の軸の元となっていきます。
脳はそういう自分を評価し、周囲の人からも認められるようになるので
“がんばれば何でもできるようになる”と思えるようになります。
困難にぶつかったとき、それを乗り越える力があるかどうか?
これはかなり大きなポイントになりますが、ほとんどそれは精神力とつながっています。
またピアノのレッスンは先生と1対1.
その時間は自分だけに気持ちや視線が注がれている時間です。
“自分だけ”って、意外にもありそうでないもの。
それは心の安定につながります。
その他大勢じゃなく、あなただけ、という感覚。
子どもの成長にはいろんな経験が大切。
いつのまにか気づいたらおとなになっていたりもするのですが、
いい方向を向いて生きていくには自分の中に“軸”を持つ必要があります。
その正しく前向きな軸を作れるために、大人はいい方向を指し示していかなくてはなりませんね♪