2015.05.16
小6のトキくん、
ソナチネを弾いてます。
先日、
この曲はどんな感じ?と訊いたところ、
「いろんな楽器があるような感じ?」
え?
確かにソナチネは古典でソナタの縮小版だけど、
いろんな楽器が出てくるみたいってこと?
「はい。トランペットやバイオリンとか、
ここはティンパニーかなぁ?」
ちょっと待って。
私、ベートーヴェンのソナタについて説明したっけ?
「いや」 ←この子はいつも言葉少なめ。
えーとね、ベートーヴェンはオーケストラの曲をたくさん作って、ピアノソナタはね・・・・
急きょ古典の作曲についてレクチャーする先生。
ベートーヴェンはオーケストラの作品をたくさん作曲しています。
ピアノはほかの楽器と違って伴奏がなくても曲が完成できる楽器だから、
いろんな楽器を当てはめるようにピアノ曲を作曲しているのです。
そういった知識あわてて教え、
だからトキくんが言ったように、
ピアノ曲でもいろんな楽器の音色をイメージして弾くのよ。知ってたの?
「いえ」 ←いつも平然としてます。
あ、そう・・・
でもその考えはすごくいい!で、どんな楽器を知ってるの?
「えーと。トロンボーン、クラリネット、コントラバス、チェロ、サックス、フルート・・・・」
いやまぁ、出てくるわでてくるわ・・・・・・・
ちょっと!何でそんなに知ってるの?吹奏楽部じゃなかったよね?
「ちがいます。でも、どっかで知ってる」 ←無表情。だから何?って顔。
あ、そうなの・・・それにしても感心だわぁ。いろんな知識を融合させてるねぇ・・・
ざっくりとした音楽史をソナチネに入った生徒には教えていますが、
ここまで進んだ話が出てこようとは。それもスポーツ少年から。
おそらく、ちょっとした知識に出会ったとき、
ピアノを習っていることでアンテナが作られて、それが吸収されていたのでしょうね。
子どもはこうして成長していくのかと、ほとほと感服です。
あちこちに学ぶこと・吸収することはたくさんありますよ。
それをキャッチするには、基礎的な知識や感覚がないとムリ。
いっぱい吸収して栄養にしてね♬
最近、校歌や合唱の伴奏譜を持ってくる生徒が増えてきました。
色んな学校の校歌に触れて、先生はなかなか楽しい!
どれもいい曲ばかりですよねぇ・・・
ところで私、小学校以外の校歌を全く覚えていないことに気づきました・・・!
なぜ小学校のは覚えているのか?
6年間も歌って、伴奏もいっぱいして、一番若かったから覚えているのかな?
それにしても、
それ以外の校歌を全然思い出せないって、どうなんですかね?歳のせい・・・?