2015.04.04
カイくん(新小2)はレッスン始めたばかり。
順調に進み、もう両手で弾こうとしています。
「先生と約束した通り、
‘歯磨きの後はピアノの練習’が
習慣になりました」とお母さん。
よい習慣を作るのは、誰でもなく自分の意思。
カイくんは自分のペースで着々と育ちそう。
歯磨きの後でピアノ、というのもちょっと面白くていいね。
小さな生徒さんたちは、レッスンのたびに新しく習うことが少しずつあります。
それを
「ふーん」と受け止めるのか、
「へぇー!」と何かを感じて受け止めるのか、それによって吸収が違います。
ゆーちゃん(新年長)もなーちゃん(新年中)も、新しい曲を教え始めると、
「あ!これと似たのがあったよね!」
「前にこういうの、やったね!」とキラキラした瞳で“発見”しています。
うんうん!そうなの!前にやったよね。だからかんたんだよ!
「わぁー!」 なんともうれしそうなお顔。
こうした知的発見をする場合と、無感動に習う場合では、吸収が本当に違います。
さて、もうちょっと育って大きくなった、というよりテキストが進んだ生徒さんになると、
この曲はバロックだから、タッチをこんな風に変えて弾くの。
ドビュッシーは近代だから、全体がこういうイメージになるような音色でね。。。
こんな風なレッスンをしますが、やはり
「ああ…そこがベートーヴェンと違うんだ・・・!」
「こういうタッチをするとこんなに印象が変わるのか!」
こんなふうにキャッチしていくようになります。
ピアノを習っているのだから、
弾けるようになりたいしうまくなりたいですよね。
でも、その過程で様々な気づきを持ち、
納得を得、知的世界に分け入る経験を味わってほしい。
中高生以上になると、
ちょっとマニアックな内容を教えても、みんな興味関心がそそられています。
教える私も、そういうレッスンができるのが楽しいし嬉しい。
受け取るみんなも、
“知らなかったことを知る喜び”を味わって育って行ってね♬
10月の発表会のあと入院していた新5年生のさーちゃんがレッスンに復帰しました。
体調を見ながら進めていく予定ですが、
半年ぶりのレッスンだから、おんぷの確認から始めてみました。
本人もしばらくぶりで不安そう・・・ですが!
ブランクを感じさせない読譜と弾き方で、さーちゃんとっても嬉しそう。
「自信なかったけど、けっこうできた!」
ほんとだね!よかったね!
今までやってきたものって、簡単には消えないんだよね。
あとはムリしないで、自分のペースで進んでいこうね。
さーちゃん、退院おめでとう♪