2015.03.18
弾いていて、
テンポが速くなったり遅くなったりすることが
ありますよね。
むずかしいところは遅くなりがちだし、
簡単に弾けるところは早くささっと・・・
気持ち的にはわかるけど、もちろんいけません。
一定のテンポをキープするのは、
拍子感を失わないことが大事です。
もちろん、つい早くなりそうなところが、
「意外と早くないんだなぁ」と知ることも大切。
レッスンの時、先生が拍子をとってあげると、
自分のテンポの揺れに気づくでしょう?
その拍子に合わせて弾いてみたら、そんなに早く弾かなくていいんだとわかっていきます。
またそれとは別件で、
譜読み始めたばかりなのに早めに弾いちゃうこともよくあります。
それがその曲のイメージだったり、弾きやすい早さだったりするけど、
つっかえてばかりではマズイ。
速くてもミスばかりするのは、上達からほど遠くなるだけ。
最初はとにかく、“ゆっくりでいいから正確に!”をめざしてね。
でも、
この“正確に”というのが、子どもにはなかなか面倒なようで・・・
しかし、何事もレベルが上がることは、手順がめんどうになること。
だんだんと“めんどう”に慣れていきましょうね♬
テンポと言えば・・・
卒業試験で弾いたメフィストワルツ。
25ページほどあって、CDではだいたい11~12分くらい。
私は12分かかってしまってたけれど、
1ページ当たり2秒ちがうと50秒ちがうわけで、
その差はなかなか大きかったなぁ・・・
爪は割れるし指先も割れるし、もうため息ばかりでしたが、
その時ご指導いただいていた敬子先生に、
「弾き方、和音ちゃんに似てるね」とおっしゃっていただいたことが、
唯一褒められたこと、かな?
和音ちゃんとは清水和音氏で、敬子先生が和音氏の生みの親。
あちらは見上げるばかりのピアニストで敬子先生のアイドルでしたが、
すごく厳しい敬子先生にプラス方向のお言葉をいただいたことは滅多になく・・・
今思っても光栄です♪