2015.03.11
まだ小さな生徒さんたちにとって、
“両手で弾く”のはなかなか大変。
「ここで左手弾くのを忘れちゃうの」
「勝手に指が動いちゃってまちがうの」
そうそう。
みんな最初はそうなのよ。
でも、
そのうちに「かんたん!」という日が必ず来るからだいじょうぶ!
さて、
なーちゃん(年少)はいつのまにか指の動きがなめらかになり、
両手で弾くその姿から、しっかり集中しているのが伝わってきます。
こんなふうに集中できていれば、あとはどんどん進んでいくだけ。
くいっと伸びるときがあるんですね。
ゆーちゃん(年中)は、好奇心が強くていつも元気。
だからミスするたびににぎやかで、脱線させないように指導してきましたが、
最近はそのお顔が真剣になり、
「まちがったらやり直せばいいんだよね」と、修正できるようになりました。
この数か月でずいぶん成長したなぁ・・・しみじみします。
そういえば、レッスン始めたばかりのカイくん(小1)は、
教えたことをよく身に着けて、かなり意欲的に進んでいます。
「もっとやっていいよ」と控えめに言われて、先生はあなたの言うがまま。
できなかったことができるようになる手ごたえって、それは嬉しいですよね。
さてさて、
小4のゆーちゃんは私が引き継いで1年近く。
初めてのコンクールのために、いろんな弾き方を習っているところですが、
理解力があるしいい手指を持っているから、どんどん伸びる予感。
先生とのレッスンをしっかり吸収して、もっと高いレベルを目指してね。
小5のえーちゃんも、引き継いで1年少々。
指の形を少しずつ直していくのが私の目標でもありましたが、
昨日のレッスンでは、
指の形によって音色が変わることを自覚し、とてもいい音で弾いていました。
とってもいいピアノが弾けるようになるから、この調子でね!
こうしたみんなの成長が、先生のエネルギーになるのです♬
4年前の今日、ちょうどあの時はレッスンしていた時でした。
いつもと違う激しい揺れ、棚のトロフィーがガチャガチャと落ち、
ガラスの書棚扉が外れ落ち、
2台のグランドピアノは、立て揺れで数センチ動き・・・ただ事じゃないと感じました。
その時真っ先に思ったのは、ここにいる生徒さんを無事に守らなきゃという使命感。
幸いにもおとなの方で落ち着いていらしたのでよかったけれど、
もし小さな生徒さんなら、抱っこして逃げようと思ったものでした。
地震で物が落ちる音って、非常時さを感じさせますよね。
ここは津波や原発からも遠い地域ですが、
被災された方々の痛みを忘れないようにしていかなくては・・・
よりよい毎日を過ごせるようにがんばっていきましょう♪