2015.02.25
毎年秋に開催している発表会、
このステージを経験するたびに
生徒さんたちはうまくなっていきます。
本番のためにしっかり自覚しての練習もするし、
じっくり1曲を弾きこんでいくことも、
いつもより目指す位置を高めることも、
みんないつのまにか知っています。
さて、発表会だけじゃなくコンクールにトライすると、
本番経験が上がり、
目標もはっきり持ちやすくなります。
コンクールに関しては
先生によって是非があるでしょうが、
コンクールは使い方が大事と、私は思っています。
コンクールを目標にするのでなく、
“上達のためのツール”といった感じかな?
ステージのために精一杯いい演奏をしたいという、
奏者としての気持ちに真摯に向き合うことで、実力は着実に上がっていきます。
十分テキストが進んでいるなら、コンクール出場はおすすめ。
コンクールのために細かな内容まで吟味していくレッスンは、
手ごたえややりがいがありますよ。
また、
どうせ出るなら、子どものうちにコンクールを経験したほうが絶対、いい。
これは私の経験上本当にそう思います。
ステージに上がるのはとても緊張する。
でも、そういった緊張というのは、
実は回数を重ねることで慣れていくものでもあるのです。
小さいころからステージに上がっていると、
大きくなって初めて、という人より緊張度が少なくて済む。
高校受験のときに、今はほとんどの学校で面接がありますね。
そのときに本番経験のあるほうが、落ち着いて対応できる。
慣れることはとっても大事なことで、
でもその機会がなければ慣れることもできない。
子どものうちにそういった経験を積むことで、‘恐れ’は半減しますよ。
そしてまた、先生の立場からいうと、コンクールで入賞するということも、
子どもの心には大きな栄養になる。
コンクールは賞をとるだけでなく、様々な経験と栄養になる場です。
レッスンをよく受け取って、コンクールをあなたのステップにしましょうね♬