2015.01.07
子どもの反抗期、
これって手を焼きますよね。
ひと言でいえば‘感じ悪い’
しかし、反抗期も
おとなになるためには必要なもの。
私は、
反抗期というより、自立期ととらえています。
さて、
子どもから自立心芽生えた人間に
なりつつある時期、
10~20代は青年期と呼ばれ、
自分自身を作っていく時期でもあります。
この時期にいろんな経験をし、いろんな学びを得、自分の軸を築いていく。
その過程では、挫折や失望なども味わって、
それを乗り越えるといった力も蓄えていきます。
そのときにモノをいうのが、幼少期から積み重なってきた経験というか、記憶というか、
そういったものが無意識のうちに力になってくれます。
人の最初の社会は家庭。ここでは甘えが許され、わがままも通る。
でも、
それは社会では通用しない。
そこでさまざまな学びをし、我慢もし、絶望も味わうけれど、
そこで乗り越えていく力は、ここまで蓄えられてきた無意識下の記憶です。
たとえば、
ピアノを習いたいと思っていたけど叶わなかったという人は、
習っている友達を見て羨ましさや嫉妬心を感じることがあるでしょう。
習っていて当然と思っている子どもも、大きくなって気づく時があります。
子どもの頃、私は親にピアノを習わせてもらったな。
送り迎えをしてくれて、発表会にはかわいいドレスを着せてくれて、
コンクールでは一緒に緊張して見守ってくれた。
今では弾くことなんか当たり前だけど、
習ってなければピアノを弾く自分はいなかったんだなぁ・・・
これは、暖かい記憶、思い出となって無意識下に蓄えられているのです。
哲学や芸術に触れ、心を使うということを知るレベルまで学んでおくと、
その時得た何かが、あなたの心の強さとなってくれるのです。
有益か無益かだけで判断するのでなく、
形のないものに気持ちを注ぐという経験は、あなたの気力を充電してくれるのです。
気力があれば、何とかできる。
気力があれば、何とかがんばれる。
まずはみなさん、
今与えられた練習に気持ちを注いでみてください。
それができたら、次のステップが用意されます。
そうして少しずつ階段を上がっていってください。
気づかぬうちに、あなたは後輩からの憧れの人となっていますよ♬