2014.12.09
子どもが幼稚園の頃、友人に誘われて、
ケーキ作り教室に行ったことがあります。
ショートケーキ作成の1回限りでしたが、
その時感じたことは今でも覚えています。
それは、
プロはちょっとした仕事が
全然違うんだなぁということ。
“さっくり混ぜる”は、
今まで私が思っていたさっくりとは違うし、
“バターを練る”も全然違う。
一緒に行った友人は
ケーキでもなんでも上手に作る人ですが、
それでもやっぱり「プロは違う!」と感心していました。
何かを作るとき、その手順をきちんと守ればちゃんと上手に完成できます。
でも、
プロと素人の差は、必ずどこかにあるのです。
ピアノも全く同じ。
決まり事を踏まえて練習すれば、ちゃんとその曲になります。
ですが、
それをどう弾くか?どんな音で弾くか?どんな音の出し方で弾くか?
こんな時、私は自分の責任や感覚を痛感します。
つっかえるとかそういうことじゃない。
ふつうに弾く、その音の出し方が、私の指導によって良くも悪くもなるからです。
さて、来年へのコンクール準備が始動しています。
このとき、賞に近づくか否かは、
まずはごくふつうの音の出し方いかんで決まります。
そして、これほど無意識に弾き疑わないものはない・・・
常日頃から、いい出し方、弾き方を身に着けていけるように、
レッスンをしっかり受け取ってね♬