2014.11.04
子どもの伸び具合(?)に、
思い込みや限界を作らないほうがいい・・・
これ、
指導していてつくづく私が感じること。
この1年で、引き継いだ生徒さん達になぜか共通しているのが、
譜読みはよくできているが、
指の角度や脱力、表現がそれに追いついていない、というもの。
ここまで譜読みできるんなら、次のステップを目指したほうがいいよねぇ・・・
ということで、新たな指と表現力、奏法を少しずつ指導していくと、
あらあら!コンクールに出れそうなところまで育っていきます。
ピアノは個人レッスン。
つまり、がんばっただけ”あなた次第”でどんどん進めます!
この頃はレッスン歴2年でソナチネに進む生徒さんがちらほら出てきて、
それは練習の成果が合理的に表れた証拠。
ですが、
中学生のある生徒さんは、レッスンを始めたのが遅めの小3で、
そのおっとりした性格のように、急がずのんびりゆったりと弾いてきましたが、
中学生になったころから、その伸び幅が急上昇。
感心するくらいの表現力と音色を持つようになりました。
かといって、彼女の性格はおっとりのんびりしたまんま。
「ピアノを弾くのは楽しいので・・・」と、
自分のペースでありながら、いつの間にか立派な演奏をしています。
うちの娘を教えたとき、
この弾き方はちょっと難しいから、子どもにはムリかな・・・?
こう思ったことがありましたが、期待せずに教えてみると、
いつの間にか難なくできるようになっていて、私のほうが感心しました。
そうか!子どものほうが柔軟だから何でも覚えられるのね・・・
ものには順序があるけれど、
やれるかどうかを思い込みで判断しないほうがいいなぁ。。。
おとながどう導くかで、子どもは変わってきます。
なんだ!やれるのか!と思ったら、どの子もやれるということ。
「いつの間にか、そのうちにやれるようになるから大丈夫!」
これが私の指導方針です♬