2014.08.29
前回お話ししたように、
いい練習をする=教わった通りにやる、と、
成果が上がってきます。
これは、
“正しい努力の方向”を向ける人になっていく
ということでもあります。
たとえばコンクールや発表会の曲を選ぶとき、
先生は
この曲だとハードルが多いからムリかな?
仕上がりまでどれくらいかかるかな?
完成できるかな?
期日に間に合うかな?
入賞できるかな?……こんなことを考えて選曲します。
そのときにポイントになることは、
この子はレッスンで習ったことをやってこれるから大丈夫!とか、
やれるかどうかちょっと心配・・・、とか、
これまでの実績(?)から判断するのです。
途中で投げ出してはいけないし、
習ったことを練習してこなくてはならないし、
先生としては
「この子なら大丈夫!」という安心感がほしいわけです。
さて、こういったことが何につながるか?
試験に間に合うような勉強ができるか?もそうですし、
社会人になってからは、仕事を任せても大丈夫か?ということにつながってきます。
努力(練習)の経験を持つ人は周囲に認められることが多いことから、
健全で安定した精神を持つようになり、それがさらに向上心へとつながるのです。
一芸に秀でる人は、
努力をすることができるから、ほかの対象にも応用できたり、
細部にこだわりを持ったり、ちょっと工夫したりと、
才能・素質・センスがあると評価されるのです。
ピアノは一人でやる作業が多いですね。
この先あなたは、ひとりで乗り越えなくてはならないことがたくさん出てきますよ。
今ここで、その準備をしていきましょうね♬