2014.05.02
赤ちゃんが泣く
↓
それを理解し、満たしてくれる存在がある
↓
人への基本的信頼が育っていく
(乳幼児期に培われる)
このような形で、
人は意識下において様々なものを吸収しています。
赤ちゃんの要求は泣くことでしか伝えられない。
それがミルクなのか、おむつの交換なのか、暑いのか、抱っこしてほしいのか、
そういったことを理解し、要求にこたえてくれる親は、
子どもにとって大きな存在です。
この段階ですでに親の愛情と言うものを感じ取っています。
小さすぎてどうせ覚えてないだろうからと言うこと、ありませんか。
記憶に残らなくても、
お誕生日にこういうことをしてくれた、泣いたときに抱っこしてくれたなど、
そういったことは子どもの中に残っています。
おとなの言動のあれこれを、
その言動そのものを記憶していなくても、
心・意識のフィルターのようなものをろ過して、
そこにある親・おとなの気持ちだけが意識下に蓄えられていきます。
たとえば、
花を摘んで首飾りを作るのを教えてくれたということがあると、
その首飾りを作ったことを忘れてしまっても、
一緒に遊んでくれた、作り方を教えてくれた、やさしくしてもらった、
そういった愛情だけがろ過されて子どもの中に残っていくのです。
子どもが受ける親・おとなからの影響は想像以上に大きいもので、
それを考えるとうっかりできなくて恐ろしいとさえ思うほどです。
無条件の愛情を受けて育つと、
人を信頼でき、情緒が安定し、自分の力でがんばりたいという気持ちが培われます。
人が誰しも求める『自己実現』『無条件の愛情』はこのように関わりあいながら、
人間を育てていくのです。
もうひとつの『表現を求める衝動』についてはまた次回に。
4月のアクセス数が7,200!いつもみなさまありがとうございます♬
今回は、“練習をがんばれるには?”という視点から記事を書き始めましたが、
なんだか壮大な話になってきてしまい。。。
でも、レッスンとカウンセリングはリンクしていると思っていましたので、
うまくお伝えできればいいなぁと思っています。