2014.04.24
カウンセリングなどを勉強していると
ピアノのレッスンと深くかかわっていることが
多くあります。
人が生まれながらにして持っている衝動が
いくつかある。
大別すると“無条件の愛情”
そして“自身の成長”
今までなんとなく感じてはいましたが、
こうしてくっきり示されて深い納得ができました。
人間が誰でも持つ衝動の中核のひとつ、
『自己実現を求める衝動』について。
自己実現と言うと難しそうな気がしますが、簡単に言うと
“成長したい” “よりよくなりたい” といった気持ちのことです。
もっと上手になりたい、できないことをがんばってできるようになりたい、
できる人になりたい、がんばれる人になりたいと思う気持ちです。
努力して達成したい、挑戦して乗り越えたい・・・
こういった気持ちを、人は誰でも持っているのです。
たとえば
むずかしい曲を弾けるようになりたい、と思うこと。
憧れの曲をがんばって練習しようと思うこと。
コンクールで結果を出したいと思うこと。
これらは人が持っている自然の発露です。
子どもたちはみな、できるようになりたいと思い、
親・先生にそれを手助けしてほしいと願っている。
無意識レベルでそう思っているのです。
プラス方向に、成長する方向に、人は自然と向いているのです。
でも、
達成できるか心配、がんばれるか不安…そういう気持ちも当然ありますよね。
それを、子どもたちは大人である親や先生に、支えてほしい、伴走してできるように力を貸してほしいと望んでいるのです。
___なるほど・・・!
レッスンでなんとなく感じていたことがクリアになりました。
難しそうで腰が引けていても、
一緒につきあってあげるとできるでしょう?
ここを一緒に練習してみようかと言うと、ちゃんとやれるでしょう?
こうした経験を積み重ねて子どもたちは自力で成長していけるのですね♬