2013.11.05
中学生のさくちゃん、
ハノンをヘ長調で弾き始める。
___ねぇねぇ。
ハノンを好きな調で弾いてというと、ほとんどの人が♭系で弾くのよね。
まず♯を選ぶ生徒さんがいないのよ。
フラットのほうが弾きやすいの?
「えーと・・・これは私の感覚ですが・・・
♭は明るい感じで、♯はもっとこうきらびやかな感じがして・・・
♭はオレンジ色、シャープは水色っていうイメージなんですよね」
・・・・・・・さくちゃん、なかなか鋭い。的を得たご意見ですよ、それは。
一般に、
♯は明るく元気、♭は優しい感じといった感覚があるのです。
逆に言うと、
この曲は♯だから、作曲家は元気なイメージで作ったのかな?
こんな風に解釈できるわけですね。
さて、13歳とは思えぬ発言をするさくちゃんは、
ただいまベートーヴェンのソナタをレッスン中。
フレーズのくくりを細かくレッスンし、それによって指使いが変わってきます。
___このフレーズはここまで来るから、指使いはこうしなきゃね。
「はー・・・なるほど・・・」
こうした話ができて、先生もうれしいです♬
小学3年生のゆうちゃん、レッスンに来たと思ったら、
「先生、本忘れた・・・ちゃんと練習したのに・・・」
はいはい。では先生の本を見て弾いてくださいな。
「えーとね、暗譜しちゃったんだよ」
えっ!それはすごい。。。がんばったねぇー!
「最初は難しかったけど、やってたらかんたんになった!」ニコニコ。
えらーい!練習してるといつの間にか簡単になるよね。
それがうまくなった証拠なの。いつもそんな風にするとどんどんうまくなるよ!
「ほかの人に負けないようにしなきゃね」
・・・成長したのね。。。えらいえらい!