2013.10.13
昨日の発表会では
みなさまのご理解とご協力を頂きまして
無事閉演の運びとなりました。
改めてお礼申し上げます。
レッスン生の皆さんは緊張の中、
よく演奏しましたね!
ステージで、緊張を征服しながら弾くのは難しいことですが
それでもみなさん、とってもよくがんばっていましたよ!
‘ステージは、
先生が助けてやれないんだから、何かあっても何とか乗り切ってね!’
ちょっとしたミスでも心がぐらつくものですが、
それでもよく弾いてくれました。
そこで、
今後の学びにアドバイスを少し・・・
“本番でミスしそうになっても、どこかのフレーズでうまく間を取るとなんとかなる!”
・・・これは、ある程度の経験と音楽の空気を持っていないと無理かもですが、
ちょっと危ないときに、音楽の中で呼吸を取ることで
安定した演奏にまとめ上げた生徒さんがいました。
これは“自分の呼吸”を持たないとできないこと。
つまり、普段から歌う習慣があると、
音楽を少々引っ張ったりせき込んだり、ある程度の波を作ることができるのです。
そういった、失敗しないで弾きとおす底力は昨日や今日できるものではなく、
積み重ねが持つ力。
とっさのときに頼れるのは自分ひとり・・・そんな場面は人生の上でも必ずある。
その局面を乗り切れる実力と精神力をつけていきましょう♬
毎年の発表会には父も必ず来てくれて、ちょっとしたことを手伝ってくれていました。
父の余命を聞いたとき、一番に思ったのは
今年の発表会にはもう父はいないのかということでした。
父は不思議なほどピアノへの感想を言ったことがなく、
でもそんな父がたった一度だけ、十数年前の私のステージで、
「いい顔で弾いていたね」と言ったことがあり、
その時の曲が、〚ショパン ワルツ遺作ホ短調〛でした。
気力体力的に大変で、最近は自分のソロはやらずにいましたが
今年はその遺作を弾いてみようと思い立ちました。
もうこれで私のソロはおしまい。
これからは“ピアノの先生”としてがんばっていきます♪