2013.06.22
魚を捕ってやるのでなく、
捕り方を教えてやるのだ___
こんな格言がありますが
レッスンはまさに、それ。
“この曲を弾けるようにしてやる”のでなく、
“楽譜を理解して弾けるようにする”のがレッスン。
それはどういうことかというと、
この曲だけは弾けるけど、
ほかの曲は弾けない、というのではいけない。
楽譜を読んで、ひとりでも曲を弾けるようにしていくことが大事。
いま中高生は、合唱コンクールの伴奏などの練習が多い時期。
伴奏する生徒の多くは、レッスンにもそれを持ってきますが、
それを手取り足取り教えることはなくて、
ざっと譜読みができているから、
ミスがあれば直し、さらにいい弾き方、音の出し方などをレッスンします。
要するに、伴奏することになってもほとんど困らない状態。
ふだん弾いている曲ほどむずかしくないし、
でも伴奏の弾き方、注意点と言うのはあるから、
それを教えるレッスンをすれば十分対応できるのです。
そしてこの時期、よくあるのが伴奏レッスンの問い合わせ。
伴奏することになったのだけど、その曲だけ教えてほしいといった内容。
よくあるのが、
去年まで習っていたけど、今はレッスンしていない。
伴奏頼まれたけれど楽譜がちゃんと読めてないので困っている・・・
何年か習ってきたのに楽譜が読めなかったら、
それはもったいなくないですか?
習って、たとえ1曲でも弾ければ嬉しいですが、
それは大人の方がやるならそれもいい。
でも、
先のある子どもさんなら、きちんとしたレッスンを受けて身に着ける力をつけて、
そういった“学習”をして実力をつけなければ
伸びないということです。
基礎力は本当に大事。
せっかく習うなら、基礎からしっかり力のつけていきましょうね♬