2013.06.15
これまで、
ごく普通にピアノが弾けるようになるためのことを
お話してきました。
誰でも最初は、
“ちゃんと弾けること”が目標ですよね。
でも、
弾けたらそれでいいか?となると、また違った角度からの話になります。
つまり、
次に来るのは“いい演奏とは?”ということ。
それをコンクールになぞってお話してみると、
コンクールで入賞するということは、
審査員の評価を獲得したということです。
それには何が必要か?
正確性、テクニック、音楽性、いい音・・・さまざまなものが必要です。
そうしたことを学ぶには、
コンクールというツールを利用するのが効果的!
そして、コンクールに出て結果につなげたいなら、
〚レッスンで習った内容を身に着けること〛がとにかく大事!
それは、
〚緻密な努力を積み上げていくこと〛ともいえます。
たとえていうなら、
“1は1であって、0.9でも1.1でもない”ということ。
レッスンで「1」を求められたら,「1」になるように練習するのです。
「0.9」「1.1」ではいけないのです。
「だいたいできてるからこれでOK!」と考えるなら、
それはできていないということになるのです。
確かに、そこまできっちりできてくる生徒というのはなかなかいませんし、
入賞しても、納得できる演奏か?というと、そうとも限らない・・・
これまでずいぶんたくさんの生徒たちがコンクールに出ていますが、
東北で1位となったときでも、不備を感じたものでした。。。
つまり、納得できる演奏だったことはほんの数回・・・
そういうことなので、
結果が出ればうれしいけれど、
納得できる演奏をしてほしい、私も本人も。というのが
一番の願いでしょうか♬