2013.06.11
遠い昔ですが、娘にも
何か楽器を弾けるようにと思い、
フルートとヴァイオリンとピアノから
好きなのを選んでみて?と
それぞれのコンサートに連れて行き、
うちにあるそれらの楽器を
見せたり触らせたりしました。
どれを見ても特に気に入った様子はないけれど、
どれかひとつ選んでね。どれにする?
___うーん・・・ピアノにする。
あ、そう。。。
私としてはピアノじゃないほうが新鮮だったけど、
ピアノの有効性を知っているだけに、
じゃあこれが一番いいかもねと自分で教え始めました。
いろんなケースがあるから一言ではいえませんが
師弟関係は他人のほうがいいかも・・・という危惧がなかったわけじゃないけれど、
まあいろいろ試したいこともあるし・・・。。。
___試したいこと、それはまず、
・どのテキストをどう使うか?
・最も合理的で有効な進め方は何か?
・幼い子供でも、教えればどこまでできるのか?
そして、
・未経験のコンクールがどんなものか娘の参加で試してみよう・・・
・・・おかげさまで、娘にはすっかりお世話になりました。
「コンクール?えー?いいよ出なくってもー」
まぁまぁこのおもちゃ付きのお菓子、買ってあげるから・・・
「・・・じゃあ、やってみるけど・・・」
後年、娘に訊いたところ・・・
「この本はヘ音記号が多いから、その練習にはいいよね」
「こっちの楽譜は知ってる曲が多いから、弾いてて楽しかった!」
「発表会で大きいお姉さんの演奏聴くと、すごいー!って感激だった」
「やっぱりコンクールでトロフィーもらえるとうれしかったよ」・・・
「でも、ここの子じゃなかったらピアノはやってなかったかも。
根気よく練習するタイプじゃないし、習っても途中で簡単にやめてたと思う。
だけど、ピアノはやってて本当によかった!
自分の自信やアイデンティティにもなったし、誇りにもなったと思う。
だけど、もっとちゃんと練習すればよかったな」
「あのね、
高校生くらいになって、ひとりで好きな曲を練習してた時、
さすがに英雄ポロネーズやスケルツォはむずかしくて、
そのときはじめて、習った通りの練習をしてみたの。
そしたらできた!というか、そうじゃなきゃ弾けないんだって気づいたの・・・」
・・・・・・・・・気づくのがちょっと遅いけど、それでも学びが得られたならそれでOKでしょう♪