2013.03.06
さて、
ソナチネからソナタレベルに進み
レッスンする曲は自由に広がっていきます。
クラシックとは違った曲を選ぶ場合もあれば
バロック・古典からロマン派などを深めていったり・・・
クレイダーマンや服部克久、加古隆、坂本龍一など
心惹かれる作品も多いですよね。
「この曲ステキ・・・弾きたいなぁ」と思う曲は、
ジャンルを問わず心に響いてきます。
これが意外に難しいこともありますが
「弾きたい!」という気持ちはそれをも乗り越えていきますね。
古典やロマン派などを本格的に進めていく場合では、
古典の時期によって、作曲者によっての奏法やタッチを学んだり
ロマン派ならピアニストによって解釈の違いなどで演奏がどう変わるかを知ったり
近現代はその音色やリズムをどうあらわすか___などをレッスンします。
バッハやモーツァルトの奏法はなかなか難しく大変かな?と思いますが
小学生でも、レッスンしているうちにできるようになっていきますよ。
ロマン派なら表現の多様性を何通りか示し、気に入ったほうを選んでねと言うと
その子独自の表現をつくってきます。
こうして本人の感性によって自分の演奏が出来上がっていき、
気持ちを乗せて演奏しているその時間は、
「なんか、いい!」という気持ちがしてきますよ!
基本を学んだうえでそれを使いながら、
本人の弾きたい方向で手ごたえを感じて伸ばしていくレッスンは
‘仕事’を超えた充実感があってとっても楽しい!
生徒さんたちも、
“練習”という感覚じゃなく、
“弾くのが楽しい!”という気持ちでピアノに向かえるようになっていきます。
こんなふうに導くのが私の役目です。
小さいうちにしっかり基本を身に着けて、
自分のピアノを弾けるようになり、
誰かの演奏を聴いたときにはそれを自分なりに評価し、味わえるようになってくださいね♬