2013.03.02
基礎からきちんと積み上げて
ソナチネを目指して進みましょう!
私がなぜ、“まずはソナチネを!”と言うのか?
それは、みなさんが
『ピアノを弾けるようになりたい!』と思って
レッスンを始めるから、なのです。
え?それってなに・・・?
レッスンを始めるとき、
具体的に目指すものがある場合はそれが目標ですね。
たとえば、
コンクールに出たいとか、音大まで進みたいとか、保育士になりたいから、とか。
でも、一番多いのは
『ピアノを弾けるようになりたい!』という
とても純粋にシンプルな理由がほとんどです。
それはどういうことか?
最初はイメージできないでしょうけれど、
・両手で弾けたら楽しいだろうな・・・
・学校で伴奏とかできたらいいなぁ・・・
・“エリーゼのために”や “モーツァルト”や “ショパン”が弾けたらなぁ・・・
こんな風に思うようになっていくものです。
せっかく習っても、
あんまり弾けないのよね・・・
レッスンやめたらもう全然弾けないの・・・ではもったいないでしょう?
ではなぜそうなることが多いのか?
基礎力がついてないと、習っても使えないということになりますね。
また、ある程度まで進んでないと十分な力にならないということもある。
___その目安のラインがソナチネなのです。
ソナチネまで進んでいれば、
・基礎的な知識は一通り学んである。
・メロディーと伴奏という基本の曲が弾ける。
・学校や幼稚園の先生になるときにも、ソナチネまで弾ければ困らない。
・大人になってからピアノを再開しても、弾くための基本を体が覚えている。
・その年齢相応の曲が弾けるようになる・・・
要するに、レッスンした甲斐があったということになるのです。
お母さんもピアノを習っていたという人がとても多い時代になりましたが
「イヤで仕方なかったんです」
「全然練習しなくて・・・どこまで進んだかさえ覚えてません」
「ずっと習ってたのに、まったく弾けないんです」
こんな風におっしゃるお母さんがとにかく多いです。
昔のレッスンは、先生が厳しかったり、指導の工夫がなされてなかったり、
それは色々あったでしょうが、せっかく習ったのにこれではもったいない・・・!
レッスンに来ただけのことはあるように力をつけてあげるのが
私の役目。
それにはソナチネまでの力をしっかりつけて、
その年齢に応じた曲を演奏できるようにしてあげたいのです。
ソナチネまで進んでいれば、
“エリーゼのために”が弾け、伴奏レベルが弾け、好きな曲が弾けていきます。
もちろん、その先のベートーヴェンやショパンも弾けるいうことになっていきます。
ソナチネを終えて次のステップに進んでいる生徒たちは、
弾きたい作品を選びながらレッスンしています。
小学生でモーツァルトやハイドン、ショパンやチャイコフスキーなどを、
中学~高校生になると、ドビュッシーやラフマニノフまで広がっていきます。
どれも、自分に会った作品を選んでじっくり取り組む楽しさを知っていきます。
ちいさな生徒さんたち!
ここまで来れるように、今は前進前進でがんばっていこうね♬