2022.01.30
前回は
ちょっとした壁にぶつかったときに乗り越えていく力を養う、というお話でした。
ピアノの練習をすることで
乗り越えていく力がだんだんとついていきます。
最初は先生と一緒に、でもだんだんとひとりでも乗り越えられる。
そんなサポートがレッスンにはあります。
さて、
その次にできるようになることは?
それは“能動性”でしょうか。
__なんだかつっかえてばかりだなぁ。
じゃ、そういうときどうしたらいいの?
私のレッスンでは、
練習のやり方や手順、その時の注意事項を教えています。
__あ、そうか、習った順番で練習すればいいんだ!
そうなってくれるように、レッスン中もそれと同じ手順で教えています。
先生とやってることを、ご自宅でもやれるようになるといいね。
最初のうちは先生がサポートして導くけど、
だんだんと手順を覚えてやれるようになっていきます。
指示されないとやれない、のではなく、
何をするべきか自分で気づいていくんですね。
もっと成長すると、
ここでいつもまちがうのは何がいけないのか?と、
原因を見つけていくこともできるようになるし、
なにが足りていないのかも自覚するようになっていきます。
さらに、
コンクールや発表会など本番を控えた練習の時には、
いつまでにできればいいのか?という計画性もわかってきます。
本番まで〇か月だね。ってことは、
いつまでにここまで弾ければいいかな?
暗譜はいつ頃できたらよさそう?
などと、自覚と気づきを刺激します。
すると、
今までの経験から本人なりの完成と予定を考えるようになり、
それに即した練習が必要と分かるようになる。
まずは言葉で説明し、それをやってみせて、やらせてみて、
それをレッスンで繰り返していくことで、本人の意識は育っていくのですね。
自分で考える能動性をはぐくんであげたい。
ピアノだけじゃなく、そういった成長にも尽力したいと考えています♬