2012.12.19
中学生になったときには
ソナチネ以上のテキストに
進んでいてほしいです!
というのも、中学生になると、
部活動など学校中心の時間になり、
塾通いもあって
帰宅時間が遅くなります。
つまりピアノの練習時間が
思うように取れなくなるということ。
でも
ソナチネレベルまで進んでいれば
基礎的な知識は勉強済みなので、
あとはそれをどう使うか、どんな弾き方をするかなど
楽譜に書かれていない内容を習うようになります。
また、
基礎的な力がついている前提なので
これまでの教科書的な内容ばかりではなく、
本人の弾きたい曲、好きな曲を中心にレッスンできるようになります。
ピアノを習ってよかった!というのはここから!
エリーゼのために
子犬のワルツ
トルコ行進曲
乙女の祈り
花の歌___どれもきっと知ってる曲ばかりですよ!
また
映画音楽や流行っている曲ももちろん弾けますし、
本格的にモーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、ドビュッシーなど
ピアニストが弾くような作品も弾けるようになっていきます。
そしてそのころには、あなたの “耳” も出来上がっているはず。
誰かの演奏を聴いて、
いい音で、いいテクニックで、いい表現がなされているか、
その判断が付けられるようになっています。
たとえば、
「モーツァルトとしては、この音は違うと思う」
「ワルツならもっとこういう動きがあってもいいのに・・・」
「ロマン派の曲だから気持ちの入れ方を考えたほうがいいと思う」
こういった感想を持つようになります。
同じ曲を4人のピアニストのCDで聴き比べたことがありました。
すると
中学生のリーちゃんも、小学生のすーくんも、
「このピアニストの演奏が一番いい!」
「こっちの演奏が好き!」
___どの演奏を選んでもいいのですが、
違いが分かって判断できる“耳”が作られたということです。
せっかくレッスンしているピアノ、
弾けるだけでなく、聴いて判断できる知識と耳も体得してくださいね♪