2021.01.02
新年おめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします♬
新年早々ですが、
時間のある今、書いていきますので、
あとでゆっくりご覧になってくださいね。
さて、
やりすぎ注意、についてです。
これはなかなか難しいテーマなのですが、私の考えをお伝えしておきますね。
まだピアノを始めて数年のお子さんに
強く早くしっかり弾きなさいというのはダメというのは、
そうすることで、指のフォームや腕、弾き方の状態などにマイナスが出るからです。
私にはいい状態のまま上達させていくという方針がはっきりありますから、
もし何か疑問があったら遠慮なくご質問くださいね。
レッスンの指導そのままに習ったことをよく復習する、
それを励行して頂くと、3年目にソナチネが弾けるようになります。
また、
早いほうかとは思いますが、2年目でコンクール入賞ができるようになっています。
発表会をご覧になった方ならそれもご納得頂けるかと思いますが、
でも、
だからといってお子さんに特訓させてはいけませんよ。
何度もくり返していますが、
テクニックだけでなくメンタル的にも気を配りながら進めていますので、
やらせすぎはお子さんのやる気を損なうこともあるのでご注意ください。
たとえばみなさん、好きな食べ物も毎日毎日食べていると
それほど好きじゃなくなるってこと、あるでしょう?要はそういうことです。
そしてまた、やらされ感が強まるほど、
自我の出てくる10歳ごろから反発心の方が勝ってきます。
もしお子さん自身が、放っておいてもピアノを弾いているとしたら、
それはそれで全然いいんですよ。
でも、練習しなさいという姿勢で強制的にやらせていくと、その時はいいけれど、
あとが続かなく伸び悩むことになるかもしれません。
かといってやらなさすぎると弾けない・できなくなるので、楽しくなくなってしまう。
ね?ピアノの練習って本当に加減が難しですよね。私もそう思います。
私は宿題の量を、本人と相談して決めています。
ここまでにする?もっとやる?どっちでも全然大丈夫だよ、と。
すると生徒たちは、
「うーん、難しそうだからここまでにする」
「もっとやる!やれそうな気がする」
これ、すごく大事です。
これ以上が自信がないというときに、
そんなんじゃ少なすぎだよと量を増やしたら?やる気も自信もなくなっちゃいますよね。
「これくらいならやれそう」___これが大事!
気持ちよく帰宅して、気持ちよく練習する気になったほうが断然いいですよね。
宿題も教える内容も、1週間で出来そうなものしか渡してませんが、
だけど、それをちゃんとマスターしてきてくれればもうそれで十分。
すぐにその先へ進めていくことができます。
とにかく先生の指導に沿ってやってみてください。
そしたら発表会で見た先輩たちのようになれますよ。本当です。
やりすぎは手指にもよくないことがあるし、意欲も枯渇したり自信をなくしたりするし、
おとなの考える計画通りにはいかなくなるので本当に気をつけましょう。
冬休み前のレッスンでの決まり文句は、“さぼりすぎないでね”
年明け早々にコンクールを控えている生徒さんにもそのように伝えました。
なんというかお正月って、練習する気分じゃないですしね(これって私だけ?)
今までさぼりすぎてなかったら、少しくらいやらなくてもすぐ戻るから大丈夫。
やらせすぎず、やらなさすぎずで今年もがんばりましょう♬
ここ何年も、私自身の目標は“ピアノを楽しむこと”
どういうこと?と思う方も、じゃあなんなの?と思う方もいらっしゃるでしょう。
私たちはプロですから、実力がないといけません。楽しいとうまいは別物。
音大受験準備のときからずっと、練習しなければという強迫観念がつきまとい…
その癖(?)が、私はもう何十年も抜けませんでした。ああ、疲れる。。。
でも、生徒たちを見て思ったんですよね。
「発表会が楽しみ!」「コンクール出たい!」「コレ弾きたい!」「できた!嬉しい!」
あぁ、いいなぁ・・・こうでなきゃね。わたしもこうなりたい、と。
今は、
うまくなりたいという気持ちと、楽しんで弾きたいという気持ちがうまくミックスされて、
なんかいい感じになったような?そんな気がいたします。
うまくなりながら気楽に弾ける、実力をつけながら楽しめる。
生徒さんも私自身もこれが目標。
街ピアノや空港ピアノで弾けるような人に育ってね♪