2012.11.20
前回のトピックスの、
“1年でソナチネまで進んだ”生徒さんの話です。
初めてあーちゃんがレッスンに来たのは
小学3年生、まったくの初心者。
ピアノを早く習いたかったけど、
転勤族でなかなか機会がなかったようです。
そしてレッスン開始。
もちろん、いつものレッスンをしていくのですが、
出された宿題を、毎週楽々クリア。
「指の形に気をつけて」
「おんぷはちゃんと読んでね」
「早く弾かなくていいよ。ゆっくりきちんとね」・・・
___こんな風に早く進む場合、
どこかでポキッと挫折したり、思わぬ落とし穴があったりするから、
いつも念入りに様子を見てました。
が、
つまずきがほとんどなかったような・・・
フレーズ感もいいし、脱力も困らないし、どんどん進みます。
1年たってソナチネに進んだとき、 「先生、コンクールに出たいです」
もちろんいいですよ!
ここら辺でじっくり仕上げていく勉強をした方がいいものね。
ところが、賞が取れない・・・
なにが原因か?___それは“タッチ”でした。
実はあーちゃん、ずっとキーボードで練習していたのです。
指の形や動きもいいけど、音質が甘い・・・
練習熱心なのにこれでは惜しい・・・
4年生で1~2回コンクールに出たあと、とうとうピアノを購入。
だんだん音がよくなって、表現もさらに大きくつくようになりました。
自分のピアノを持ってから半年後、初入賞!
それもいきなりの優秀賞!
よかったよかった!
5年生の秋、ソナタを弾き始めたところで転勤。。。
これからモーツァルトやショパンを教えたかったなぁ・・・
きっと今も、ピアノを楽しそうに弾いてることでしょう♬