2012.11.11
ピアノを弾く時に、
私たちは知らない間に
“短期記憶”というものを利用しています。
レッスンの時に、
『この2小節だけ、今覚えてみて!』といわれたこと、あるでしょう?
これが短期記憶です。
でも、“短期”ですから、これは少ししたら忘れてしまうもの。
ところが、
指を使って音を出し、フレーズとしてとらえ、繰り返し練習すると、
“長期記憶”として保存されるようになります。
つまり、
最初は短期記憶をし、それを何度も繰り返して長期記憶にすることで、
“定着”となるわけです。
これはピアノだけじゃなく、勉強でも同じ。
繰り返して覚えることで、知識が増加していきます。
また、
ピアノを弾くって,実は“時差”が生じています。
つまり、
今、指はこの音を弾いている。
が、
目と脳は次の音を見て考えていなければ、スムーズな演奏にはなりません。
こうして、
指・音と、目・脳には時差が生じることになります。
これは脳を立体的に使うことなので、
ピアノを弾くことは、脳を動かし、記憶を強化することにつながるのです。
まずは短期記憶をし、それを長期記憶に変換し、
有能な脳を作っていきましょうね♪