2012.09.16
先生によって、
進め方や“OK”の出し方はいろいろ。
‘1曲を完璧に仕上げるまで合格にはならない’という
レッスンを受けてきた生徒さん、
けっこういます。
たとえば、
少しでもミスしたらダメとか、強弱が正確について暗譜できなきゃダメとか。
私はそれに比べたらずいぶん適当・・・?と思ったりしますが、
『年齢や実力に応じた進め方、進度は大事!』___これが私の考え方です。
中3でブルグミュラーの終わりごろを弾いていた生徒、
小3でバイエル40番を弾いてた生徒、
中1でソナチネをやってなかった生徒・・・
いずれも、指もしっかりしていて譜読みもできているのに先へ進んでなかったケースです。
そしてなぜか共通するのは、
‘発表会では難しい曲を1年かけて練習する’という点。
バイエル40番の小3は発表会で‘小犬のワルツ’を弾いたと聞いてびっくり・・・
時間は取り戻せません。
子供のうちに基礎を養う“教科書”的なテキストをちゃんと消化し、
年齢に合わせた作品を弾けるようにしたほうがいい!
力が付いてないのに先へ進ませるわけにはいきませんが、
時間をかけるなら、
その子にふさわしいラインでじっくりレッスンさせる___そんなふうに思います。