2012.08.29
いい仕上がりを目指す・・・
特にコンクールや受験など、
審査を受けるときには完成度の高さが大事です!
前回は練習の心得についてお伝えしましたが、
今回は、
これからコンクールに出場予定のみなさんに向けて
お話ししますね。
コンクールは日程が決まっています。
‘○月○日が本番’なら、その日までにしあげなくてはなりません。
その本番までに、いい仕上がり、いいレッスンが展開できるようにするには、
(1)譜読みを早く終わらせること!
譜読みや暗譜に時間がかかっている場合は成果につながりにくいです。
譜読みができてないと内容のレッスンはムリ。
レッスンで譜読みの練習をしているようだと期限切れになってしまいます!
譜読みはさくさくと自力で進めること!
これはコンクールの場合はかなり重要ですよ!
(2)レッスンの内容を定着させていくこと!
いろんな細かい弾きかたや練習のやり方を教えますが、
それを実行してこないと前進できません。
難しくてやってもできない・・・ということはほとんどないんです。
できない理由は単に、習ったことを‘やってない’だけ。
先生はできることしか要求しません!
それをひとつずつクリアしていかないと、不良債権がたまってしまい、
結果、本番までに間に合わない!ということになります。
もちろん、結果にはつながりませんよ!
(3)ふだんからいい練習をし、積み重ねていること!
先生が教えられるのは、
・テクニックを養う練習方法
・フレーズの弾きかた
・指や手首の状態や使い方
・その曲の内容と解釈・・・・・・こんなところかな?
コンクール前だけがんばって何とかなるのは、子どものときくらい。
テクニックや指の角度、脱力など、表現以外のものは一夜漬けが効きません!
ふだんからいい状態で、いい音で、よく動く指を習得して下さい!
こればかりは、“教える”ことじゃなく、“身につけること”です。
どうやったら、いい音でいい状態でいい弾きかたができるか?
___それはふだんのレッスンで常に教えていますよ!
いつもいい練習をしていい状態をキープしておく。
これならコンクールが来ても受験があっても結果につなげられますよ!