2019.11.23
あーちゃんが
「コンクールに出てみたいです」
おお、それはそれは。
あーちゃんを引き継いで3年、どんどん実力がついてきましたしね。
じゃあね、どのコンクールがいいか考えながらやっていこうか。
「はい!」
やる気いっぱいでいいですねぇ。
コンクールは目標設定にも実力養成にもいいツール。
初めて出る場合は先生に相談して、どのコンクールがいいか検討しましょう。
コンクールと言ってもいろいろあります。
課題曲もコンクールによって傾向があるから、相性のいいものを選んだ方がいい。
その相性というのは、生徒自身には判断がつかないものなので、
経験と知識のある先生に相談するのがベスト。
どうせなら結果につなげたいのが人情というものですしね。
それによって、これから使っていくテキストも少々変わってくることも。
今は色んな教則本が出てて選択に困るほど。
これも先生の経験によってチョイスしていきますが、
その子の手指との相性というのがあるので、
やってみないとわからないこともあれば、明らかにこっちの方がよさそうと言うこともある。
そう言ったことを踏まえて、
生徒さんが吸収しやすい楽譜を選びながら指導していきます。
なるべき苦しくなくて、「楽しい!」と感じられるような進め方を
先生はいつも考えているのです。
そういえば
「この曲を弾きたいんです!」という生徒さんも増えてきましたね。
これ、すごくいい傾向。
弾きたい曲が、
今のあなたの手指には無理があるよと言う場合や、
それはまだ時期早尚という場合以外は、取り入れてあげたいですね。
弾きたい曲があるということは、様々な曲に対してアンテナが育っているということ。
いつのまにか耳に入っている曲が記憶に蓄えられることもあれば、
こうして弾きたいという気持ちになることもある。
基礎を積んできたあなた方には、どんどん弾かせてあげたいと思っているんですよ。
まずは基礎をしっかり。
そしてその基礎力を使っていけるようにレッスンしていきましょうね♬
何でもそうですが“できる”って楽しいですよね。
生まれたばかりの赤ちゃんは、声を出すことがとても新鮮だから
泣いたり声を出したりしていると言われています。
そして、はいはいができる楽しさ、歩いて好きなところへ行く楽しさ、
一人で服を着れる楽しさ、ボタンをはめる楽しさという具合に、
できることが増えていく楽しさを味わっているんですね。
ピアノで言うと、新しい曲が弾けていく楽しさ、というのをみんなに感じてほしい。
当たり前のことと思わずに、
新しい曲が弾けるようになって、表現する楽しさも感じるようになって、
心の発露が音になることを知ってくださいね♪