2012.08.09
ということで、ミラーニューロンのお話ですね。
ミラーニューロン=鏡神経細胞は、
運動連合野の外側にあります。
たとえばカップを口に運ぶなど手の運動は
『見て、まねるとやりやすい』
これはピアノのレッスンにはかなり有効な学習になります!
言葉で説明し、実際に目の前でやって見せる。
「先生と同じようにやってみて?」___子どもはそれでぐんとやりやすくなります。
言葉で説明しただけですぐうまくいくケースはほんのわずか。
でも、やってみせてやらせてみるとほとんどの場合その場でできるようになります!
あとは、それを “指と脳で記憶できるか” です。
その場でできても、次の週に忘れていては意味がない。
今習ったことを覚え、それが定着する___ここで初めて『できた!』になるのです。
こうして『できた!』が増えること、それはつまり『実力』がついていくことです。
これはピアノに限らずほかの学習でも同じことで、
“学ぶ”は“まねる”から由来しているともいわれていますね。
ただピアノの場合、“指だけで曲を教えるのはよくありません!”
楽譜を読めるようにすることは左脳を使う理解と定着の学習ですし、
猫踏んじゃった方式は“レッスン”ではないのです。
手首の使い方、肘の方向、指の角度・・・
そういったものには視覚を利用して覚えてくださいね♪