2019.06.15
「コンクールのために、
どういう練習をしたらいいんですか?」
これ、時々訊かれます。
生徒さんやその保護者の方、時には先生方からも。
実は私、コンクールのために特別なことを教えているわけではないんですよ。
うちの教室に来たらまず、
基礎から少しずついろんなことを教えていきます。
でも、そこに特別なことがあるのかと言えば…?
私としては、
こういうことをやれるようにしようね。
こういう弾き方や音色はよくないよ。
どっちがきれいだと思う?
習ったことを少しずつ身に付けていこうね。。。
初心者から経験者まで、全員に同じことを教えています。
もちろん、コンクールに出るか出ないかは関係なく、
基礎的なところから全員同じ内容です。
年1回の発表会、
これは全員がステージに上がることを前提に仕上げていきますが、
普段のレッスンより、さらに詳しく、さらに深く掘り下げて仕上げていきます。
そうすることで、みんなぐっと実力がつき、自信も嬉しさも生まれていきますね。
発表会もコンクールも、仕上げていくレッスンをする場合、
そこで特別なことがあるわけではなく、
全員に最初の時から教えてきた内容を踏まえて上で、
さらに内容をレベルアップしていけるように指導しますが、
あえて言えば、
先生の目指す演奏がどんなものか?これが左右するかもしれません。
ピアノばかりは、言葉で伝えることに限りがあるので、
レッスン室で聴き、感じていくことで確かな感性と判断力が育つ、
これは間違いないと言えます。
基礎はいいものを。
そしてその先は、コンクールやクラシックを極めてもいいし、
もっと自由なジャンルを選んでもいい。
いい曲って、クラシックばかりじゃないんですよね。
久石譲やボカロ、ゲーム音楽でもいい作品はいっぱいあるから、
あなたの好きな曲をどんどん選んでほしい。
特に私はネットや流行りものが苦手なので、どんどん弾きたい曲を持ってきてね。
どの方向でも、いいピアノを弾けるようになってくれたら、
先生はそれで十分嬉しいです♬
最近、防犯上のこともあって近所の人にも挨拶しない風潮があるかも。
うちの生徒さんたち、レッスン室に入ってくる時と帰って行くときは必ず挨拶、
そして「はい」という返事。これらはみんなよくやってくれますね。
そういえば、先日のコンクールが終わった後のレッスンで、
小さな生徒さんが
「コンクールではありがとうございました。賞をもらってうれしかったです!」
この生徒さん、お母様からもきちんとご挨拶いただきましたが、
お子さんの方にも、先生にこう言いなさいと教えているんでしょうね。
何かしてもらったらお礼を言う。何か不都合があったらお詫びを言う。
当然なようでついうっかりしがちですが、お母様のお気持ちはちゃんと伝わっていますよ。
礼節の気持ちよさ、見習いたいものです♪