2012.07.11
さて、テキストが順調に進んできたなら
コンクール挑戦は大賛成!
年に1回の発表会だけでなく、
コンクールというステージを増やすことで
曲の完成度を上げる勉強をしていきます。
“先へ進む”レッスンも大事ですが、
“より高く、より深く磨いていく”レッスンは、また違った楽しさと手ごたえがあります!
でも、
意識をちょっと変える必要はあるかも・・・
今まで、けっこう本気で練習してきた人は、“じっくり音を作っていく”ことに集中して。
あんまり粘り強い練習をしてなかった人は、“集中する時間を長くして”下さい!
ベテラン先生に習っているお子さんを持つお母さんに訊かれました。
___うちの子、賞は取れるんですが上位に行けないんです。
一生懸命やってるのに・・・どうしたらいいでしょう?
どれくらい練習していますか?
____一応、毎日弾いてます!(誇らしげ)
えーと、練習時間は?
____普通は30分くらい、やるときは40分弾いてます!
・・・小学校5年生、課題曲は2曲、テキストはソナチネに届かず・・・
これは、
“30分も練習してるのになぜ上位じゃないの!?”ということを訴えていたケースですが、
やはり、曲にふさわしい練習時間は必要ですね。
私は生徒さんに、練習時間を示唆することはないけど、
自分の選んだ曲や目標にふさわしい練習の時間や内容はあると思いますよ。
それは自分で判断するものだと思う理由は、
あなたにとってのピアノの優先順位というのが、人によって違うからです。
コンクールを受ける人、音大受験をめざす人、大きい曲を弾いてる人・・・
そういう場合と趣味で弾いている人に、同じ価値観を要求するわけにはいきません。
人それぞれの生活の中で、練習時間をどうやって作るのか?
ですが、けっこう本気で取り組んでいる人と趣味の人は違うと言っても
“基礎的な力”は養わなくては・・・
ちなみに、
“練習しなきゃ!”と必要以上に思いつめて
強迫的なストレスを作らないようにしてくださいね!
乗り越えることは大事ですが、
苦痛や負担の大きい練習をススメる気はありません!