2019.05.09
心理面からの子育てについて、
へーそうなんだという話を読みました。
要約すると、
親が先回りをして、子どもに失敗を経験させないようにしていると、
判断の優先順をつけられなくなり、脳の進化も遅くなる。
親が失敗に対して神経質になると、
子どもは失敗を恐れるようになるので、おおらかに接し、
うまくいかないときはそのがっかりを共感してやり、
うまくいったら一緒に喜ぶようにしよう。
___ざっとこんな感じでしょうか。
さらに、
子どもは失敗を引きずらないから成長できる、ともありました。
なるほど・・・
たしかに、子どものころは色んなことがいっぱいあって、
次々と新しいこともあるし、忘れていくことも多い。
だから興味も示すし、飽きることもある。
要するに、
ひとつの失敗をいつまでも気にしてる暇はないのかもしれないですね。
そういえば、
中高生に聞いたことがあります。
最近楽しかったことってなあに?
すると、どの生徒もちょっとびっくりした顔をして考え込み、
「あんまり・・・ないかも」
「えーと・・・うーん・・・」
でも、小学生になると反応は違うんですよ。
「日曜日にね、おばあちゃんちに行ったの!」
「友達が泊まりに来るんだ!」
「お母さんが公園に連れて行ってくれるって!」
「学校の友達とおしゃべりするのが好き!」
「犬を飼ったの!いっつも遊んでるの」
「絵を描くのが好き。毎日なにか描いてる!」
いえね、おとなって楽しいことがあんまりないですよね。
そういえば、楽しい!って思わなくなるのっていつからかなと思って訊いたんですよね。
そしたら、
中学生の段階ではすでに、楽しいと思うことがすごく少ない、という。。。
たぶんそれは、やらなきゃならないことが次々あって、
忙しいということでもあるんでしょうね。
ということを踏まえると、
新鮮で、エネルギーがあふれてて、好奇心がいっぱいで、
そういう子ども時代に、
少々の失敗を経験したとしてもすぐ立ち直れる、ということなんですね。
もちろん、
それを親や周囲の人が理解と共感を持って寄り添うことで、
失敗体験が“学びの経験”になるのでしょう。
さて、ピアノも同じ。
ミスしたとか、習った弾き方ができてないとか、
そういうことを自覚している生徒さんは伸びますよ。
そして、
できてないのに「できた!」と言う子は、
それをさりげなく気づかせ、喚起させながら修正していく。
それがレッスンです。
必要なことを習得させ、直すべきことを直し、
先へ先へと伸び続けられるようにしながら、本当の実力をつけていけるように。
みなさん、いいレッスンを受けてくださいね♬
長い連休明け、たくさんのおみやげ話を頂いて私も嬉しくなりました。
どこかに出かけたらそれだけで非日常だから、気分転換にはもってこい。
でも、特に遠くに行かなくても、ゆったりのんびりすることも楽しいし、
普段より思い切って好きなことをやれるのも楽しいし、
いろんな楽しみ方がありますよね。
そういえば娘が言っていました。
「今振り返ると、どこかに行ったのはもちろん楽しかった思い出なんだけど、
心に残ることってそういう特別のことじゃないんだよね。
ほんとに普通の、当たり前のことが幸せな記憶なんだって思うの。
たとえば、手をつないで買い物に行ったとか、色んなおしゃべりをいっぱいしたとか、
そういう普通のことであったかい記憶はできてるんだよ」
ほう。。。それはなかなか真理。いいこと言いますね♪