2019.03.04
「先生、すみません。
ショパンの楽譜、忘れました・・・」
あら、めずらしい。
でも、こういうことって時々あります。
じゃあ、先生の本でレッスンしましょうか。
ショパンなどになると、同じ曲集が違う版で数冊ずつはあるから大丈夫。
ということで、
ふだん私が使っているこっちの外版を貸すね。
じゃあ、私は別な本を見ようかなと取り出した楽譜を見て、感慨無量的。
この楽譜を開いたのは何年ぶりだろう?
所々の書き込みがとっても新鮮!
今より若かった自分がそこにいる、という感じ?
その楽譜を見ながら生徒の弾く革命を聞いていると、
あぁ、このころの私はこう感じていたのか、ここはこの指を使ってたのかと、
しみじみタイムトリップした感が。
そのころの私がここにいる、という感じでしょうか?
ここが弾きにくかったのね、こういう解釈をしてたのねとそれはそれはなつかしい!
革命は、
私が生徒だった頃に習っただけでなく、
何度か勉強し直すたびに、その都度別な楽譜を使うことも多く、
だからその楽譜によって自分で書き込む内容がちがうのです。
なんかとっても新鮮・・・!
昔の自分にふいに出会った感じ。
忘れていたことを思い出した感じ。。。
なつかしさと、がんばっていた昔の自分との再会。
ふふふ。
楽譜を忘れたゆーちゃんのおかげですね♬
ある知人の方が、「自分でモーツァルトなど弾いて、その曲を真っ先に自分で聞けるって素晴らしいことですね」
___そう言われてみれば…確かに…。
そんな風に考えたことはなかったなぁ。
弾いて当然って気持ちしかなかった、かも。
「その曲を一番はじめ聴けるわけですもの、うらやましいなぁ」
そうですよね、うん。確かにそうですね。
ピアノを弾くことが当たり前すぎて、特別のことと思うことなどなかったなぁ。
ピアノが弾ける幸せ、忘れないようにしたいですね♪