2019.03.02
伴奏、じゃなくて“伴走”のお話です。
伴走=走る人に付き添う人のことですが、
眼の悪い方が走るときなどに
伴走者がつきますね。
ピアノのレッスンも、
先生は生徒の伴走だなと感じます。
初めての弾き方で難しく感じているみたい…というときも、
どうもここがつっかえちゃうのよねというときも、
その練習に寄り添うことで、生徒はハードルを乗り越えていけます。
ひとりだとついあきらめちゃうことって、結構あるでしょ?
でも、
先生と一緒に練習すると、ちゃんとがんばれる。
ピアノって、“やったら弾ける”んですよね。
でも、
その“やる”ことがむずかしい。
うまくいかないと挫けるし、いやになるし、飽きちゃうし…よくわかります。
でも不思議。
先生と一緒に練習しようと言って「イヤ!」という生徒はいませんね。
そして、イライラもせずちゃんとがんばれる。
うんうん、それでいいんだよ!という気持ちになります。
一緒に横で付き合ってくれる人がいるとがんばれる=弾けるようになる。
こんな感じでレッスンしていくと、
いつのまにか生徒たちは、一人でもそれをやれるようになっていきます。
そして、
ピアノだけじゃなく何に対しても、やればできるということを知っていきます。
先生はあなたが上手になるために、いつもそばにいるよ。
だから一緒にがんばろうね。。。
育てる楽しさは、なかなか格別です♬
ピアノの練習はひとりでやることも多いから、ちょっと大変な時もある。
でも、
基礎をしっかり身に着けてある程度進んだら、“練習”と思うのでなく、
“ピアノが好き”と思って弾くこと、それが意外な上達のカギです。
親御さんたちは練習しなさいと言いたくなりますよね。
だけど、いっつもがんばらせているとうんざりしちゃう。人間だもの。
だから、あんまりやらせようと力まずに、ピアノを楽しむ感覚を持てるようにして。
楽しいと思って弾くようになると、また新しい成長がありますよ!
あ、練習しなさすぎの場合は、もうちょっと頑張ったほうがいいですよ。
でも、よく進んできたあなたなら、少しずつ自分のペースで歩けばいいの。
基礎の力は大きいから、絶対あなたを裏切らない。
いいものが身についてきたら、ムリせず自分のペースで歩くことが大事。
それで十分弾けるようになるし、上手になれますよ。
でも、本番を控えている場合は、いつもよりちょっとがんばったほうがいいですよ。
ピアノの指はアスリート。弾く量とテクニックは比例するのでね♪