2019.02.02
曲との相性は、
好き嫌いのことだけでなく、
‘指との相性’があります。
これ、指導していて一番感じることなのですが、
この子の指や骨格は、この曲と合っているか?
これは、選曲するときに真っ先に考えるポイントといえるかも。
これがごく普通のレッスンで弾くのならご希望通りやってもいいのですが、
本番に使うとなると一考する必要がある。
それは前回の記事に書いたとおりのことですが、
それだけじゃなく、
この曲を弾くことでこの子の手指に不都合が起きないか?
これは本当に本当に大事なことで、
特に、ある程度進んだレベルになると真っ先にそれを考えるほど。
つまり、弾き手の手指を考えずに練習させると、
うまくいかないだけでなく、故障が起きやすのです。
手指や腕が痛くなる、それが最も心配なことなのですが、
もちろん曲がうまく弾かないばかりでなく、腱鞘炎や悪いクセがついてしまい、
そうなると、直すには時間がかかり、下手をすると解消が難しい場合もある。
私はそれを自分で体験したからよーくわかります。
不用意な弾き方をさせることになってしまうと、それはもう直すのが大変!
故障につながらないように、
へんなクセがつかないように、いつもそれを注意し気を使って指導します。
なので、私の指導下でそうなった生徒はいませんよ。
手指の条件は人によって違います。
それぞれの長所を生かしていいピアノを弾かせるには、
選曲も練習の仕方も、先生の経験から生まれたアドバイスをよく聞いてね。
いい状態であなたが伸びていくように、いい状態でいいピアノが弾けるように、
先生はいつも先を見ていますよ♬
この頃強風の日が多くて。風ばかりは避けられないですよねぇ。
雨や雪が降る日はいつも、母が「生徒さんが来る時間までに止むといいけど」と、
よく言っていたっけ。レッスンに来るのに気の毒だからと。本当にそう思いますよね。
今年の5月で母が亡くなって2年になりますが、全然死んだ気がしないまま。
いつも笑顔の母を思い出し、見習わなきゃとつくづく思います。
楽しそうに発表会や演奏会に行ったり、日本画を見に行ったり、
“楽しそう”というイメージが強いからかな?
さて今日も晴れ、いい天気だから生徒さんたちも道中心配なくてよかったね♪