2018.11.09
おとなの生徒さんは
20~70歳代までいらっしゃいます。
ピアノ経験があっても、全くの初心者でも、
問題なくレッスンできます。
楽譜を読めるようにして、指の形を教えて、と基本的なことから始めますが、
あとはご本人のご希望に沿って進めていきます。
たとえば、
クラシックをちゃんと勉強してみたい、
ショパンを弾けるようになりたい、
ポップスや映画音楽を弾きたい、
弾き歌いをしたい、
のんびり弾いていきたい、などなど、どういう方向でも大丈夫!
もちろんこれは、
お子さんたちのレッスンでも同じですね。
クラシックを目指してもいいし、ポピュラーを楽しんでもいいし、
基本を学びながら、
それぞれの希望に合わせて進めていくのは年齢問わず、同じです。
さて、お子さんとおとなの生徒さんの大きな違いは何か?
これはもう明らかに、
おとなの方の方が知的好奇心が強く、また指導の内容に感じ入る方が多いですね。
この曲はこういう弾き方をするんですと教えると、
お子さんは「ふーん」という顔で受け取りますが、
おとなのかたは「えー?そうなんですか!」と軽く驚きがある。
おとなの方は色んなことに、だいたいの予想を持っているので
それと違うことが提示されるとびっくりされるのでしょうね。
でも、この驚きがすごく大事!
驚いたり意外だったりすると、それは記憶しやすくなりますよね。
「へぇー!」と思うことはインパクトがあり、忘れにくくなる。
つまり、
体得しやすくなるということ。
子どもたちは、教えたことを身に付けて行くのが早いけれど、
おとなの方は、脳や心の反応が大きくて、それがインパクトになっているみたい。
習ったことを淡々と受け取るより、
ちょっと驚いたりワクワクしたり、心が反応するほうが絶対うまくなりますよ。
特にピアノ経験者の驚きは大きくて、
「子どものころはそんなこと考えずに弾いてました」
「そうなっていたとは知りませんでした!」
「えー!逆だと思ってました・・・!」
大げさなようですが、おとなの方をレッスンすると、
「!」がつく反応をされる方が圧倒的に多いんですよね。
なんだか教え甲斐があるわぁと思うことも多く、その反応も楽しいもの。
おとなの方々は仕事をお持ちだから、
練習できなくてもご自分の無理のないペースで弾いてくださいとお伝えしますが、
練習してないから休みますという人はゼロ。
楽しみにしているとおっしゃって下さるので私も嬉しいです。
基本を学びながら、どういう方向で弾いていくかは生徒しだい。
先生はそれに合わせていきますよ♬