2018.10.16
前回のトピックス①と②の段階で、
生徒さんたちは
粗大運動から微細運動への道筋を作っています。
簡単に言うと、
粗大運動とは、腕や足を動かすなど大きな運動のことで、
微細運動とは、
指を脳の指令通りに細かく動かすことをいいます。
もちろん微細運動の方が高等技術になり、脳を使う量が多く、
指令通りの動きができる=微細運動が構築される=脳が発達する、となります。
微細運動を獲得することで脳が活性化されるので、
習い事をするならピアノを、と唱える脳科学者の先生方の説の通り。
そして、ピアノを弾くことで、
楽譜を読むという脳、指を動かすという脳が働くことで、
集中力が養われていくわけです。
この時、生徒さんたちの性格も関係してきますね。
行動の早いタイプは繰り返す練習に飽きやすく、
静かなタイプはすぐにできなくても練習を続けられる。
また、
意欲的な子は、練習の価値をすぐ理解しやすく、
自信の少ない場合は、あきらめやすい。
一概には言えないけど、そういう傾向はあることはありますね。
そこでポイントとなるのが先生とのレッスン。
この子は飽きやすいなぁと思ったら、練習の回数を決めてやらせてみたり、
集中が切れやすいなぁと思ったら、違うことをさせてまた戻すなど工夫し、
意欲的だなというタイプには、
要点を教えてあとは自宅練習に任せ、違うことを教える。
その生徒のタイプや状態によって、教え方や導き方を変えて、
その子が集中できるようにもって行ったり、
自信を感じられるように導いたり、
1週間でこなせる量を見極めたり、
そういったことをその都度やっていきます。
小さいうちは知力を育てることが大事!
すぐあきらめるのでなく、努力できるように育てていくには、
ピアノ、それも個人レッスンが本当に有効です。
レッスンを、ピアノそのものだけが目的ではなく、
お子さんの知力と努力を育てていきましょう♬