2018.08.06
最近スポーツ界では
不穏な話題が多いですね。
スポーツの世界は点数を取ったほうが
勝ちという明確さがあるけれど、
審判そのものに信頼がおけない状況なら
その勝敗は無意味ですし。
さて、
ピアノのコンクールでは、審査結果に不満を感じる場合もあるでしょう。
審査員によって審査の観点がちがうでしょうから、
それが点数=結果に影響するのは否めません。
私が責任者をしているコンクールでは、
講評を出すようにしてから、事務局へのクレームが激減しています。
審査内容を知ることで、納得が得られるのでしょうね。
何より、
公平で信頼できるジャッジは、“第三者の専門家が審査する”ということ。
たとえば、審査員が、自分の教え子の審査をすべきではないなどです。
私は自分の生徒をいくつかのコンクールに参加させていますが、
それは、審査を信頼できるかどうかが一番の決め手。
そのうえで、
私ひとりの価値観でなく、専門家の立場からその演奏はいいものだよと、
客観的な審理をして頂くために参加を推奨しているということがあります。
生徒たちはみんな、コンクールに向けて一生懸命練習します。
その努力が、信頼できない審査にさらされないようにしてあげたい。
これは先生として当然のことです。
どの世界でも忘れてならないのは、
人の上に立つおとなたちの良心や誠意に基づいて、事がなされているか。
この本番のために誠心誠意努力してきた生徒たちを、
裏切るようなことがあってはならない。
___つくづくそう思います。
さて、明日から仙台で開催されますコンクール本選会。
私も役員として参りますが、
不正は絶対ないと自信を持って言いきれますよ。
出場者のみなさんが、納得のいく演奏ができますように♬