2018.07.14
お子さんの就学前に身に着けさせたいこと、
というアンケートがあります。
①あいさつできること。
②人の話を最後まで聞けること。
③あきらめずに取り組める根気を持つこと。
なるほど・・・
どれもお子さんにやってほしいことばかりですよね。
では、実際に上記が身についているかどうかと
訊いたところ、
最も身についてないと思われることは、
③の、
‘あきらめずに取り組める根気を持つこと’でした。
これ、別に就学前じゃなくても、どの学年であっても、
あきらめずに取り組む姿勢を作るのは大事ですよね。
私は自分の生徒たちを自慢に思うことがありますが、
そう言うと、コンクールでこれだけ入賞していますものねと返されますが、
そうではなくて、
レッスンで習ったことを素直に取り組み、確実に成長している生徒たちを指して自慢に思うのです。
ピアノは個人レッスン、先生対生徒の1対1です。
その子の苦手や、理解しにくいところに焦点を当て、
できないところをできるように、
時には一緒に練習し、
時には半歩先から引っ張り、
時には噛み砕いて説明し、
時にはさらに上達できるような示唆を示し・・・
そうして実力をつけてきた生徒たちが、
努力を積んでがんばってきた生徒たちが、とてもとてもかわいいのです。
体験レッスンの時にお話ししていますが、
ピアノをうまくするという目的は当然ですが、
私は、レッスンすることで努力できる人に育てていくという目標があり、
これは何事に対しても欠かせないポイントとなるのです。
とくに反抗期がまだ来ない小さな生徒さんたちは、
すなおに先生の指導を聞いてくれるので、その段階でしっかり力をつけてあげると、
そのあとが本当に楽ですよ!
いい方向を見て、いい練習をして、むずかしくてもやってみて、
投げ出さない人に育っていってね♬
コンクールを終えたお母さま、
「本番でこの子らしく弾けたと思ったので、結果は気にしなくていいと思ったんです」
いいこと言いますねぇ。。。結果的にはちゃんと入賞してよかったよかった!
いつも申し上げていますが、いい演奏をするためにしっかりがんばる。
コンクールのためにだけにがんばるのじゃなく、いい演奏を目指すこと。
そうしたら結果は自然と付いてくる___これ、本当ですよ。
でも、なかなかそう思うのはむずかしい・・・それもわかる。
人には煩悩がありますものね、特におとなになると。
意外なほど、子どもの感覚・価値観とおとなのそれはちがうし、
子どもの性格によっても変わってくる。
先のお母さまのような心境になれれば、本当にいいですね♪