2018.06.08
レッスンでは、
習ったことがちゃんとできているかをチェックすることが多いです。
ピアノというのは、
一度教えたらできた!ということってあんまりないんですね。
楽譜上の内容なら、一度教わっただけでOKということはあるけれど、
いい状態で弾けているか?
いい音が出てるか?
いい表現をしているか?
こういったことはすぐにできるわけじゃないので、
少しずつ体得できるように指導します。
この時、習ったことが“意識”されていないとできないことも多いですね。
間違ったりつっかえたりしてないからこれでOK!だと、
いい演奏にはなりませんから気をつけて!
とくに引き継いだ生徒さん方は本当に要注意です。
悪気なく無意識に今までの弾き方をしちゃうのですが、
これを直すのはなかなか大変なこと。
まず、なぜよくないのかを説明しますが、
それを理解し、納得しないと“直そうという意識”は育ちません。
納得した場合は、意識することで徐々に直っていきます。
でも、
直っていかない場合は?
これはいろんなケースがあるでしょうが、
自分ではダメだと思ってないから直す気が起きないということもあるし、
直そうという意識を持つ気がない場合もあるでしょうし、
ミスしなければそれでいいんだと思っているときも直らないですよね。
それでも毎週先生から働きかけを受けていれば、少しずつ変わっていくものです。
だけど、
自分の弾き方がよくないことを、認めない子もたまにいます。
これはちょっと困るかも。
自分は悪くないと思っている=直す必要はない、ということになるのですね。
努力のポイントが間違っていたら上達しないので、
レッスンのたびに働きかけていきます。
弾いて聴かせ、感じさせようとしながら、気づきを待ちます。
みさなん。
上達したいなら、練習をムダにしたくないなら、
レッスン内容に沿って努力することですよ!
それと違ったことをしてもいい方向にはいきませんよー!
いい練習をして、前進していけるようにがんばってくださいね♬
自己肯定はあったほうがいいけど、ありすぎると自分を顧みることができないことも。
ピアノの専門はピアノの先生。
だったら、先生の指導の通り練習したほうが断然お得!
先生の指導通りに練習して、うまくならないようなら指導内容がよくないということ。
そのご判断は各人にお任せするしかありませんが、
何か疑問があったり、今まで考えていたことと指導内容が違うようなら、
率直に質問なさった方がいいですよ。
お母様方も、ご自分がピアノを習った経験のある方も多い時代。
でも、その時の感覚が正しいとは限らないこともあるので、
何かしっくりこないときはレッスンを見学なさって、納得を得てくださいね♪