2018.05.18
魚を捕ってやるのではなく、
魚の取り方を教える。
こんな格言がありますが、
育てるということはまさにそれ。
ひとりでできるようにサポートしてあげることで、
誰でも持っている“向上心・意欲”が表に出てきます。
無気力な人間にならないということでもありますね。
たとえば生活の場で、
お子さんの靴の着脱はどうしていますか?
ピアノのバッグは誰が持って行きますか?
教室のドアは誰が開きますか?
これらすべて、
レッスンに来れる年齢のお子さんなら、全部一人でやれることです。
自宅での練習の時、楽譜は誰が開いていますか?
ノートを書く時、鉛筆など出すのは誰が?
使い終わった時,しまうのは?
もちろん、お子さんにやらせたほうがいいのです。
こうすることで、小さければ小さいほど指も頭も自然と使うようになり、
それはそのまま、子どもの発達につながりますよ。
ただ、おとなはそれを待っているのがちょっと・・・
親がやっちゃったほうが早いし…と思うのも当然ですよね。
だけど、
ひとりでできた!という喜びは子どもにとってすごく大きいものだし、
ちょっとしたこともひとりでやる習慣がつくのとつかないのとでは、
当然前者の方が、発達も思考力も伸び方が違ってきますよ。
初心に戻って考えると、
子育てと言うのは、いずれひとりで生きていけるようにするためのものです。
子どもと言うのは、おとなが思うより意外にちゃんとできるものです。
でも、おとなが思うよりちゃんとできていないことも多い。
私たちは客観的な視線を持ちながら、
子どもにはおおらかに育って行ってほしいですね♬