2018.04.04
ピアノのレッスンは、
3~4歳でスタートすることが多いですね。
たしかに、
この年齢で開始するのが最も理想的。
だから、
初めての習い事がピアノ、ということも多いでしょう。
その幼児期の、脳の状態や成長過程は未知な部分も多いのですが、
現段階でわかっている過程は、
・粗大運動(筋肉や関節を使う大きな動き)ができて、
・微細運動(指先などの小さな動き)ができて、
・巧緻性(見たままに動かすこと)のある動きができるようになり、
・言語発達(認知能力)が獲得される。
こういったプロセスがあります。
つまり脳は,階層的・段階的に発達していくのですね。
幼児のころは誰でも、
言葉、発音、文字などの結びつきが円滑にいきませんから、
これらは生活しながら段階的に獲得されていきます。
当然、少し複雑なことや馴染みのないものは定着しにくく、
でも、
くり返すことによってそれらが定着し、記憶され、活用できるようになっていきます。
ピアノを弾くということは、上記の“巧緻性”が最も鍛えられるもので、
ピアノを弾くことによってこれらが獲得され、
くりかえす=練習によって体得され、巧緻性が高まっていくのですね。
すごーく昔、私の娘が3歳になったとき、
フルートと、ヴァイオリンと、ピアノの3つを提示し、どれをやりたいか尋ねました。
そしたら娘はピアノを選び、
私自身がヴァイオリンもいいなと思ってたのでちょっとがっかりし、
でもすぐに、
子どもの伸びを考えるなら絶対ピアノがいいから、
やはりこの選択でよかったと思った記憶があります。
ピアノは両手を使うし、楽譜も左右の分を同時に見るし、脳への刺激は抜群。
そのうえ、
ソロでやれるという手軽さがあるから、ピアノを選んでくれてよかったんですよね。
子どもへの働きかけは本当に大事。
私はレッスンしながら生徒さんたちの脳を耕す感覚があるので、
私の手で伸ばしていくのが楽しくて止められない!
どんどん成長してくださいね♬
3月からずっと、発表会の会場予約に奮闘中。
私が責任者をしているコンクールの会場も抽選で決まるので、
本当にあっちもこっちも心配が尽きず。
ピアノが使えるホールは限られているんだから、
ピアノ関係を優先してくれれば助かるんだけどなぁと言っても詮無いこと。
あぁー・・・事務作業をしてくれる秘書がほしい・・・・・と思うのも毎年のこと。
現場でレッスンだけやってられたら幸せなんだけどなぁ…と思うのもいつものこと。
仕事と言うのは、好きな仕事と苦手な仕事がミックスされてるんですよね。
だから仕方がないとわかってるのに、抽選という運命には逆らえない。。。
吉報を祈ってくださいね♪