2018.03.09
毎年、
何人もの生徒さんが伴奏の楽譜を持ってきますが、
今は卒業式や卒業生を送る会の時期。
今年も、
選ばれた伴奏者の曲は仕上がっていますが、
なぜかまた新しい楽譜を持ってくる。
「あのー・・・これも練習するように言われたので教えてください」
いいけど、どうしたの?あの曲とは違う曲?
「これ、本当はほかの人が弾くはずだったんですが、急に辞退になっちゃって、
それで頼まれたんです」
あら、それはそれは。で、いつまでにしあげればいいの?
「それが・・・来週までにって言われちゃって・・・(困惑)」
聞けば、
伴奏者選びは、立候補やオーディションで決めるけど、
一度決まった人が挫折したり、間に合わなかったりするらしく。
実は今年、こういうケースが2~3件あり、急きょ新しい曲も練習することに。
頼まれた方は、日にちがないからそりゃ大変。
でも、
伴奏は、学校のみんなへの責任があるからがんばらなきゃね。
それにしても、なんでこんなことになるんだろう?
そういえば発表会もコンクールも、
この曲でがんばりますと本人が言うから決定するけど、
それだけの練習をしなかったら、本番に間に合わない。
そこはもっぱら本人のやる気次第だけれど、それがついてこなかったら・・・
学校の先生方も気が気じゃないでしょうが、ピンチヒッターの方はもっと大変。
でもまぁ、こうなったら仕方ない。
ぎゅうぎゅうに詰め込んだ指導をして何とか間に合うようにさせる。
時間に追われるのってすごくストレスですよねー。
だけど、今までの実力貯金を使って、どの子もなんとかこなしてくれてひと安心。
こういう経験も、いつか役に立つときがあるかもしれませんしね♬
小2のたくちゃん、レッスンして1年になろうとしています。
たくちゃん、よく弾けたよ。合格ね!
「あーよかった!家ではうまく弾けなかったから・・・やったー!」
そう?じょうずだったよ?
「なんか、ここに来るとうまく弾ける気がするんだよね」
。。。これ、どういうことかというと、
おそらくグランドピアノだとうまく弾ける気がするってことかと思われます。
家で弾くよりいい音色で、うまくなった気がして気持ちも乗って・・・
おとなの生徒さんははっきりそれをおっしゃいますね。
お子さんの場合は、なんでかわかんないけどいい感じ、というふうに言う。
気づいても気づかなくても、何かちがうんだよねと感じるだけで十分!
その感性があなたを伸ばしてくれますよ♪