2017.12.14
馴化が当たり前と考えたうえで、
では子どもたちに何をしてあげられるかというと、
親御さん方は、
とにかく励まし褒めてあげること、これに尽きます。
練習の内容にかかわるより、
練習しているお子さんを褒めてあげる。がんばりを評価してあげる。
くれぐれも成果を求めないように。
成果を上げられないと叱られる・認められないと思ってしまうのです。
いつもいつもがんばることって、本当に大変ですよ。
だから、
時々気が向かなくてもいいんじゃないという余裕は大事。
そして、
少しでも練習したらそれを喜んであげてください。
「今日はよくがんばってたねー」
「昨日より良くなってたかも・・・」
「〇か月前よりうまくなってるよ」
時にはこれが大げさで、多少の虚偽が混ざっててもいいんです。
お子さんは、お母さんが自分を見ていてくれることが嬉しいし、
ウソでもよくなってると言われれば、そうかもしれないと励みにもなる。
よくよく考えると、練習してほしいなら叱ってはいけないんですよね。
ピアノ=叱られる、という図式を作らないこと。
ピアノ=叱られると思ってしまうとピアノがキライになっちゃう。
もしそういう傾向があったら、今からでも改善すれば大丈夫!
ある生徒さん、弾き終わるかどうかというときにすぐ私の顔を見ます。
出来栄えが気になるんだなぁと思うので、
ねぇ、先生がどう思うか気になる?
「うん・・・」
叱られるかもって思う?
「うん・・・」
じゃ、うまく弾けなくて先生に叱られたことあった?
「ない(笑)」
でしょ?だから、気にしなくていいんだよ。上手になるために一緒に練習しようね。
「うん!」
うまくなってほしいなら、他者と比べず本人だけを伸ばしていくこと。
できないことをできるように励ますこと。
少しでもがんばっているならそこを褒めてあげること。
練習や勉強が大変だということを共感してあげること。
先生はいつもあなたと一緒に歩いていきますよ♬