2017.11.24
レッスンする中で、
おんぷを読もうとし、
指を動かそうとし、
間違えないように注意しようとし、
ちょっと難しくても投げ出さない人になってほしいというのが、
私のレッスン指針。
本人が“やろうとする”意識を育てる感じでしょうか。
自らがいい方向を向けるように導くのが大事なので、
おとなたちは、そうできるように向けてあげることがポイントになります。
先生は、教えたり直したり一緒に練習につき合ったりしながら指導しますが、
親御さんはどんな役目かというと、
練習しやすい状況や言葉がけをしたり、褒めたり、励ましたりしてください。
練習につき合ってやれるならぜひと言いたいところですが、
叱らず、歩調を合わせて、うまくリードできるなら、という感じでしょうか。
叱りたくなっちゃう場合なら、練習を見てあげなくてもいいかも。
幼いうちは言うことをきいても、
少し大きくなったころに、子どものやる気が育ってないこともあります。
かかわり方はむずかしいですよね。
親のストレスになってもいけないし、子どもの委縮になってもまずい。
私は、良好な関係にならないようなら本人任せにしたほうがいいと思いますよ。
今までも、おとなが過熱してよくなかったケースを見てきているので、
ピアノは先生と本人任せで、というのもあり。
その辺は様子を見てご判断頂くとして、
小学生の段階で、逃げ癖のようなものをつけないほうがいいというのがあります。
むずかしいところで練習をストップすることってあるでしょう。
でも、レッスンで先生と一緒にやると、これがちゃんとできるようになるものなのです。
それを繰り返すうちに、いつの間にか一人でも練習できるようになっていく。
これ、本当ですよ!
できないとやる気にならないけど、それがよくないことも知っている。
子どもはみんなそうです。
逃げてごまかしてもいいんだとは意外に思ってないのですね。
深刻にならないうちに先生と練習して、明るい希望を感じられるように。
お子さんが健やかな成長をしていけば、ピアノは上手になる。
ピアノを使って、お子さんをいい方向に向けて育てていく。
どっちが先でもいいんですよ♬