2017.11.11
さて、
いい音色で、
いい表現で弾くための弾き方ですが、
どんな弾き方がいいかというのはいろいろあります。
でも、やってはいけないというのははっきり言えるかも。
たとえば、
力を入れてガンガン音を出すこと。これはだめ。
つい、しっかり強い音で弾いたほうがいいんじゃないと思う向きもあるようですが、
それは音が耳に痛いのですね。
例えると、ガンガン弾いた音は怒鳴っている声のようなもの。
不機嫌で怒った声はいやでしょう?
だからそういう音は出さないこと。
また、押し付けて弾くような弾き方もよくないです。
音色が重くなり、いのちがうまれない。
ガンガン弾いたり、押し付けたりすると、リズムも不正確になりがちだし、
曲に合ったテンポも出せないし、表現するという意識さえ生まれないかも。
演奏は、
いい音で、いい表現で、いい心で、聴く人に伝えられるものにしないとね。
技術的にも知識的にも気持ち的にも、いろんなことが必要ですが、
どれも習っていればだんだん身についていくこと。
気持ちがピアノに向いてればだいじょうぶ!
自宅で習った通りの練習をしてくれれば、必ず前進し実力がつきますよ!
また、私のレッスンは復習することが中心なので、
習ったことに慣れることをめざして、いい練習をしてくださいね♬
コンクールに出たいという希望はなるべく叶えてあげたいと思っています。
でも、目の前のテキストがある程度進んでないと課題曲は消化できないですよ。
テキストが進んでて、基礎的なことが身に付きだして、そしてやる気があるなら
コンクールはとてもいいチャンス。
コンクールをうまく使って実力養成するのがおすすめ!
特にコンクール効果があるのは小学生。
基礎を固めるのも小学生が大事。
私はいつも、小学生までにある程度の基礎実力をつけてあげて、
中学生以上になったらそれを使って大曲が弾けるようにと考えています。
中学生になったら時間が忙しいでしょ?
それでも弾けるような力を小学生までにある程度固めちゃうと本当にピアノを楽しめます。
それも、レベルの高い楽しみが待ってますよ♪