2017.10.26
馴化とは、
簡単に言うと“慣れ”です。
慣れるとどんなことも大変じゃなくなりますよね。
ピアノも、
それを弾くことに慣れるとうまくなるので、
慣れるまで弾く=練習、ということに。
でも、
慣れるということは、新鮮じゃなくなると言う事でもある。
これがやっかいですよね。
毎日同じことをしていると新鮮じゃなくなるから、つまらなく感じる。
要するに、飽きちゃうんですね。
これ、脳の性質で仕方のないことでもあります。
だから、ふだんとは違うことをして刺激を作ります。
それが発表会だったり、コンクールだったり、グレードテストだったり。
いつもと違うことをすると、ちょっと大変だったり楽しかったりするでしょ?
大変でも楽しくても、刺激になると言う事がポイント。
ご家庭では、いつも弾かないような時間に練習してみるのも新鮮です。
たとえば休日の朝、練習というより、仕上がった曲を弾くことも効果的ですよ。
馴化は脳の現象なので避けるのはむずかしいけれど、
それをどう扱うか?が大事です。
おとなの方はそれを理解し、いつも同じだけの成果を求めすぎず、
気が向かないようなら少しのんびりとね、という気持ちで育てていってください。
レッスンでは、
練習してなくても先生と一緒にやると、これがそれなりに弾けるようになるので、
それほど心配しなくても大丈夫。
ただ、本番が控えている場合は、しっかり練習しないと間に合わなくなりますよ。
でも、
ふだんはさぼりすぎず、特訓しすぎず、本人の自覚を育てる方向で。
波があって当たり前。
その自分をゆっくり育てていけるようにがんばろうね♬
発表会のご感想をたくさんいただきましてありがとうございます。
みなさんが「レベルが高くて驚きました」とおっしゃって下さって本当に嬉しいです。
が、そういうみなさんそのものがレベルが高いということになるわけで・・・
「私の子どものころとは全然違っていてびっくりしました」という保護者の方も多いですが、
指導方針は先生によって違いますし、どのラインを目指すかも変わります。
それぞれの先生が“いい”と思う内容を教えているので、
私の指導内容を良しとしてくださったと思うと、これは何より嬉しく思いました。
さて次は、11月の優秀者推薦演奏会、12月のカワイコンクール。
ほどなくして東北青少年コンクールの課題曲発表と続きます。
先生はいつもあなたの向上心に応えますよ♪