2017.06.09
コンクールや発表会をめざして、
いい仕上がりを求めていくのは
実力養成の絶好のチャンスです。
そして本番のステージに上がる緊張、
その中で演奏するという精神力など、
ピアノだけじゃない学びがありますね。
選曲も、曲を決める時期も、生徒さんによって違います。
中高生以上の生徒さんの選曲は、本人に選んでもらうというのが私の考え。
やりたい曲が少し高度であっても、
本人の意欲が伸ばしてくれることがいっぱいあるからです。
小学生の生徒さんたちは、それとは少し違うかな?
小学生は、まだまだ発展途上の段階。
あなたに必要なことなどがたくさんあるから、その観点で選曲していきます。
数か月同じ曲を練習することで、
普段のレッスンで得られないところまで追求します。
ここで得た力を使ってその先も伸びていけるようにしたい。
発表会やコンクールそのもののためだけじゃなく、
それを最大限に生かしたいという先生の思いがあるのです。
本番があるとはりきっちゃいますが、
もちろん普段の練習もさぼりすぎないようにしてくださいね♬
≪母からの贈り物①≫
2週間前に母が亡くなってしまい、急なお休みでご迷惑おかけいたしました。
コンクール直前だったのに、多くの保護者のみなさまが「大変な時にご連絡ありがとうございます」と、
温かい返信をくださいまして、改めてお礼申し上げます。
母はがんが転移し、2か月前から入院しておりました。
急変の可能性が高いと言われていましたが、ありがたいことにがんの症状がほとんどなく、静かに弱っていくだけの2か月間でした。
毎日病室に通い、静かで穏やかな時間を過ごせたこと、本当に感謝しています。
昔から明るく元気で楽しそうにしていた母ですが、静かに眠ることが多くなり、
病気の話も湿っぽい話も一切なく、いつもと変わらない様子で静かに眠りにつき、
今でも母がいなくなった実感がわいてきません。
残された遺影がとてもいい笑顔で、それを見て毎日慰められている気がします。