2016.10.22
「鍵盤の上に指を置けば、
指がなんとなく弾いてくれる・・・」と
思っている人、意外と多いようです。
実は私も子どもの頃、そういう感覚がありました。
なんとなく弾けるような気がするんですよね。
でも、
“ちゃんと”は弾けない。というか、ミスが多い気がする。
さて、
ピアノを弾くとき、ピアノに触っているのは“指”だけですよね。
指を動かすことで、音になる。
もちろん、“使う”のは指だけじゃないですよ。
手首もひじも腕も、背中、腰も関係しています。
それを踏まえたうえで、
直接触れるのは指先で、それをどう動かすか?
それによって音が出たり、ミスをしたりしなくなったりするのです。
今回は、
すごく初歩的で、でも意外に気づかない・意識してないことをお話ししますが、
「指を動かそうとしないと指は動かない」のですね。
これ、本当に意外なほど、生徒さんたちは意識していないみたい。
弾くことに必要なのは指だけじゃないけれど、
指が動かないなら弾きたい音は出せない、ですよね。
よくある弾き方としては、‘指じゃなく手を動かして音を出す’という弾き方。
これは、音は出るけれどうまくはない出し方です。
いい音、音色の変化、様々な奏法、表現など、
それらを習っていくうえでは直していかないとね。
指を動かせるのは、先生じゃなく、あなただけ。
だから、
あなたが、あなたの指を、動かそうとしてね。
指を、音符通りに弾くために、動かそうとしてね。
習った奏法を、指にやらせようと働きかけてね。
レッスンで何を習ったか?
それを意識して、指にやらせようとしてね。
それだけで確実に、上手になりますよ♬
来月の発表会に向けて、少しずつ本番を意識したレッスンになってきました。
それをどう取り入れるか?それはあなたの気持ちひとつ。
いいステージにするために、今のうちに必要なことをやっていけば大丈夫!
習ったことを復習してね。
そういえば・・・今年の発表会で、私も娘と連弾しようかと思っていたけれど・・・
8月に追突されてムチ打ちになり、それどころではなく。。。
そしたら娘の方も、大学で授業があるとかで帰省してこれないとか。
やっぱりできないことになってたのねー。
ということで、伴奏でステージに立つだけの私ですが、雑事はいろいろある。
みなさまのご協力を得ながら、いい一日になるよう鋭意奮闘中です♪