2016.09.14
おとなと子ども、
それぞれ思うことは違います。
おとなは子どもに、
「毎日しっかり勉強して、練習しなさいね」と思う。
子どもは、
小さいうちはそれに従っていることも多いけど、
だんだん気持ちがそがれてしまいがち。
じゃあ、どうしよう?
子どもは好奇心ややる気がいっぱいです。
だから、
なんでも「やってみたい!」と思うけど、それがなかなか続かないもの。
瞬発力はあっても、継続するのはむずかしい。。。おとなも子どももね。
そこで、どうやってお子さんに働きかけていくか?
それは、“あんまりやらせすぎないこと”かも。
人間は、飽きるという特性を持っています。
好きな食べ物でも、毎日続くとイヤになっちゃう。
食べなきゃならないと思うと、イヤになっちゃうもの。
それと同じなんですね。
ということで、
やりすぎ注意!と考えて、
ぼちぼちやるというか、さぼりすぎないというか、
ムリなくできる時間を練習に充て、毎日じゃなくてもいいからなんとなく継続させる。
これが一番いいかもしれませんよ。
おとなは、毎日がんばってほしいと思いがちですが、
子どもは長い時間をかけて成長していくもの。
息切れしないように、追い詰めすぎないように、
うまく息抜きしながらやっていくことがポイントですよ!
もちろん、本人がやる気があってやりたい!と思うならやっててOK!
でも強制しすぎない。あくまで本人次第。
「練習しなくて困ってるんです」という場合の方が多いでしょうが、
そういうときはお子さんに
「毎日じゃ大変だから、1週間のうち3日か4日だけやろう。
じゃ、練習は何曜日やるか決めようね」
約束したら、それは基本的に守るように導いていく。
おとなでも、ダイエットのために毎日3キロ走るのは続きにくいですよね。
それと同じ。
やれそうな練習を約束して、それは守るように努力する。
びっちり必ずやると思うとしんどいから、
時にはゆるめ、時にはがんばりながら練習してくださいね。
あ、本番などの〆切がある場合はあんまり悠長になっては困りますよ。
コンクールやグレードテストがあるなら、それに合わせてしあげないといけないから、
そのときは練習をちょっと優先させてくださいね。
小さいうちに基礎をしっかり固め、大きくなったらそれを使って進化していくように。
___私のレッスン方針はこれです。
あなたの今いる段階に応じて、ムリのない練習をしていきましょう♬
今、中学生のほとんどの生徒さんが合唱の伴奏の練習中。
伴奏って弾きにくいことが多いですよね。
いつも習っているソロとは違う弾き方も必要だし。
でも、伴奏は責任重大だしやってて楽しいから、どの子も上手になっています。
こんなに弾きにくい曲をよくがんばったねぇ・・・ってことは、
ソロではもっとレベルアップした曲も弾けるかも?
そういえば私、その生徒が弾いているのを見て、あ、この子にはあの曲がいいかもと
ひらめくことがあります。
逆もあるかな?その曲を思うと誰かの顔がひらめく。
みんなに“自分の曲”を見つけて、演奏を楽しんでほしいです♪